元俳優の根津甚八さん死去・・・悲しみの声が続出
元俳優の根津甚八(ねづ・じんぱち、本名・根津透=ねづ・とおる)さんが12月29日昼、肺炎のため東京都内の病院で死去されたと所属事務所が明らかにしました。
根津さんは1978年、大河ドラマ「黄金の日日」で脚光を浴び、82年の映画「さらば愛しき大地」で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。
憂いのある色気は男女問わず多くのファンを魅了しました。演技同様に、寡黙な人柄だったそうです。
根津さんは、01年に右目下直筋肥大という病気にかかり、手術を繰り返すも顔が以前とは変わってしまい、大きなショックを受けたと言います。また、同年秋ごろにうつ病を患いました。この頃、最愛の母をなくし、金銭トラブルにも見舞われていたそうです。
04年に交通事故を起こし、被害者が死亡。心に深い傷を負い、俳優活動を休止。晩年は、けがや病気との闘いの連続だったといいます。
10年9月に、俳優引退を発表しました。(Yahoo!JAPANニュースより抜粋)
晩年はけがや病気との闘いの連続だったという根津甚八さん。
大竹しのぶさんや桐谷健太さん、KinKi Kidsのお二人などが彼の人柄をしのぶコメントをしているそうです。
またファンからの悲しみの声も続出しております。
大竹しのぶさん「ああいう色気のある俳優さんが、また亡くなってしまった…」
桐谷健太さん「言葉も体もままならない状態であるのに、本番の掛け声が聞こえた途端、台詞やアクションを狂気や執念に似た情熱で演じられる根津さんを見て、本物の役者魂を感じました」
堂本光一さん「芝居という部分では初めてと言っていいぐらいの時にお会いした方。ありがとうございましたという言葉が届けば」
堂本剛さん「『怒らないかな…』と思っていたら、快く『やっていいよ』と。多方面にわたって、いろんな優しさを与えてくださった」
(Yahoo!JAPANニュースより抜粋)
また、彼の死を惜しむファンの声も紹介させていただきます。
根津甚八さんがお亡くなりになったとの報が。石井隆監督とは強い絆だったけど、一番新しい『GONINサーガ』の短い出演シーンでは劇場でむせび泣いた…。子供の時に観た『乱』の次郎正虎役で好きになった。立ち振る舞いから声から演技から何もかもが格好良い人だった。心よりご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/SpM3SzxrAu
— JUNICHI@是空LLC. (@piedpiperagogo) 2016年12月29日
ああああ、根津甚八さんが亡くなられた!!柳町光男監督「さらば愛しき大地」自然の静けさと対峙しながら狂気を孕み堕ちて行く不穏で孤高の姿が忘れられない!石井隆監督作品の数々でも、村木役も演じていたし、欠かせない素敵な役者さん。
ご冥福お祈りいたします。 pic.twitter.com/UPMPlf9B47— きぬきぬ (@kineukineu) 2016年12月29日
彼の格好良さは、作品として後世に伝えられていく事でしょう。
ご冥福をお祈りいたします。