道端で捨てられた犬を発見したトラック運転手 救出しようとすると犬は拒否し森の中へと誘導した。その先で彼らを待ち受けたものとは・・?
近年問題になることが多くなってきたペットを飼う人間のモラルの問題。
ペットを飼う多くの人間がきちんとマナーを守って飼育しているのに一部の人間の心無い行動がピックアップされています。
今回もそんな限られた一部の人間がまたしても被害を生み出したのでした。
ある日トラック運転手であるダンさんはいつものようにトラックを走らせていると
路肩に犬が横たわっているのを発見しました。
衰弱している様子を見ても飼い主に捨てられた犬とみて間違いなさそうでした。
すぐさま救出しようと犬に近づくとその野良犬はまるでそれを拒むかのようにダンさんに向かって吠えてきたのでした。
どうしようかと困っていると野良犬は森の方へと向かって歩いて行ったのでした。
歩いて移動している間、こまめに後ろを振り返ってはダンさんがきちんと後をついてきているかを確かめていました。
「これは間違いなく誘導されている。」
そう感じ取ったダンさんは、犬の後をついていきました。
そのままついていくとそこには目を疑うような光景が待っていました。
なんとこの犬が誘導した先には真っ白な毛を身に纏ったペット用のウサギがいたのでした。
このウサギも犬同様、誰かからの助けを待っていたのでした。
ダンさんは状況を理解するとウサギを拾い上げ車へと運び込みました。
その様子を見て、野良犬もほっと一安心したのかようやく身を任せて車に同乗してくれたのでした。
ダンさんはその後彼らにそれぞれ名前を付けたのでした。
最初に発見した犬には「ハイウェイ」後に見つかったウサギに「インターステイト」という運転手ならではの名前を付けたのでした。
そして里親になってくれる人を探しすために募集をかけたのでした。
するとすぐさまハイウェイを引き取りたいと地元の動物保護団体から連絡がありました。
しかしその団体はインターステイトを引き取ることは拒否したため2匹はここで離れ離れになってしまうことに。
「ハイウェイとインターステイトは、ずっと森の中でお互いを支え合って生きてきたのでしょう。どれくらいの期間そうしてきたかは、誰にもわかりません。インターステイトはハイウェイと一緒に暮らしてきて、本当に幸運です。ハイウェイに助けの手が差し伸べられたとき、ハイウェイは自分だけが助かることを嫌がり、インターステイトの元まで人間を連れて行ったのですから!」
保護団体の代表がこう語っているように、
二匹の絆は本物です。種族が異なっていても絆が存在すれば仲間なのです。
彼らを飼っていた元飼い主には腹が立つばかりですが今は一刻も早くインターステイトが安心して暮らせるようになることを祈っています。