がんの父を持つ娘のある「ひと言」に誰もが勇気をもらい、涙を流した
“light rain”という題名でyoutubeに投稿されている動画が注目を集めています。
実話に基づいて作られたストーリー
その物語は、雨宿りをしていたおばあさんの語り口調で始まります。突然降りだしてきた大雨。雨宿りをするために、ひとり、またひとりと雨をしのげるこの建物の下に集まってきます。
「私たちは雨がやむのを待っていた。」
そこで雨宿りをしている人の様子はさまざまで、ある人はじっと待ち、ある人は突然の雨にイライラしながら雨がやむのを待っています。
すると、母親に話しかける少女の声が響いてきます。
「雨の中を走ろうよ!!」
なんとも子供らしい無邪気な発言です。当然母親は「ダメよ」と一蹴してしまいます。
だだをこねている娘に「ずぶ濡れになっちゃうわよ」となだめた母親。すると娘があることを言います。
「そんなことないよ!だってお母さん今朝言ってたじゃない!」
今朝?と不思議がる母親。雨の話などした覚えのない母親は「そんな話をしたっけ?」と娘に聞きます。
すると少女は驚くべきことを口にしました。
どんなことだって乗り越えられる
「覚えてないの?パパのがんを一緒に克服できたら、私たちはどんなことだって乗り越えられるって言ってたじゃない!」
英語では “If we can get through this, we can get through anything.”と言っています。「through」という単語は、日本語でも「スルー」などと使われていますよね。日本語の意味では、「無視する」などという意味で使われていますが、本来の意味は「通り過ぎる」や「打ち勝つ」などの意味があります。
少女は雨の中を走ろうよ!通り抜けようよ!”Let’s run through the rain”と言っていました。そして、母親は今朝、パパのがんを一緒に克服できたら、私たちはどんなことだって乗り越えられる。”If we can get through this, we can get through anything.”と言っています。
がんを「through/乗り越えられる」ならば、どんなことだって乗り越えられる。父親の回復を心から信じている少女は、雨だって「through/通り抜けられる」と思ったのでしょうね。
その言葉を聞いた母親は、涙を隠すように雨に打たれます。
「もし雨に濡れたとしても、洗い流すことが必要だったのかもしれないわね!」
二人は笑顔で雨の中を走りだします。
その光景を見た人々。最初はイライラと雨がやむのを待っていた人も自然と笑みを浮かべながら、つられるように走り出していきます。
動画で全編がご覧になれます。
※内容は英語です。
いかがだったでしょう。
多くの人がこの動画に感動したようです。
自然と涙が流れてくる
なんて美しい話なんだ!
雨が降ってきてもイライラすることなく、雨の中を楽しそうに駆け抜けた少女。それにつられて思わず走り出した大人たち。いつまでも少女のような心持ちでありたいですね。