命を落とした1匹の犬と泣き崩れる1人の兵隊 そのストーリーを知ると涙が止まらない
兵隊の名前は、カイル・スミスさん。そして一緒にいる犬は、ジャーマンシェパードのボッザ。
カイルさんとボッザはいつだって一緒にいました。
出典 the dodo
爆発物検知犬
カイルさんは、アメリカの空軍に所属しています。
そして、ボッザは爆発物検知犬として活躍していました。主にイラクやキルギス、クウェートなどの戦場で、爆発物を嗅ぎつけて人を助ける役目を果たします。
そんなスミスさんとボッザは2012年からパートナーになりました。
ボッザと一緒に働いている時は本当に幸せだったんだ。ボッザからはとても多くのことを学んだよ。ボッザの忍耐力や責任感はとても凄いんだ。
ボッザはとても優れた犬だったようです。
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ボッザが爆発物検知犬を引退する時に、カイルさんは迷いもなくボッザを引き取ると言いました。
ボッザは家でもとてもお利口な犬だったそうです。
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しかしある時、悲劇がボッザを襲うのです。
2016年の夏に、ボッザは「変性性脊髄症」という病であると診断されてしまいます。
徐々に変化は起こっていきました。ボッザは思うように足を動かせなくなっていきます。
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今まで楽々とできていたことができなくなっていってしまいます。
そしていよいよ、ボッザは歩くことさえできない体になってしまったのです。現代の医学ではこの病気を治すことはできません。
変性性脊髄症になってしまった犬は、安楽死させるケースがほとんどです。
別れ
とうとう呼吸ですら辛そうにするボッザ。カイルさんはこれ以上苦しませることはできないと、安楽死させることを決めます。
それはとても辛い決断でした。
別れの日には、ボッザと共に日々を過ごした多くの同僚が駆けつけました。
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そしてボッザが天国へ旅立つと、カイルさんは涙をこらえることができません。
カイルさんは咽び泣き、同僚たちに支えられなければならない程だったそうです。
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カイルさんはこう語ります。
僕はボッザのことを絶対に忘れない。ボッザほど自己犠牲の精神で他人に尽くすことのできるのは、どんな人間の知り合いにもいないよ。いつも笑顔で精いっぱい頑張っていた。いつでもボッザのことを思っているよ。
ボッザが今頃、天国で楽しく走り回っていることを願います。