小学生「スマートフォンになりたい」 その言葉に隠された深いワケとは?
今私たちの暮らしの中で欠かすことのできないものといえば、真っ先に挙がるのがスマートフォン。
日本におけるスマートフォンの所有率は約80%であるというデータも出ています。
スマホ一つでできることはどんどん拡大していき、その進化からは目を離せませんね。
そんなスマホになりたいと言っている男の子がいるそうですが、どういうことなのでしょうか?
突然泣き出す妻
シンガポールのあるAll Singapore Stuffというサイトに投稿された記事のお話です。
小学校の教諭をしている女性は、ある日、自宅で生徒から提出された作文をチェックしていました。その横では女性の夫がスマートフォンのゲームを楽しんでいました。
チェックしていた作文が最後の一枚に差し掛かると、突然女性が泣き出してしまったのです。
夫:いったいどうしたというんだい?
妻:昨日、子どもたちに”自分の願い”というお題で作文を書いてもらうように宿題を出したの。今最後の1つを読んでいたんだけど、これを読んだら泣かずにはいられなくなってしまったの。
いったいどのような内容の作文だったのでしょうか?
女性はその作文を読み聞かせます。
ぼくの願いはスマートフォンになることです。というのも、ぼくのママとパパはスマートフォンがとても大好きだから。
ママとパパはスマートフォンをいつも気にしいて、ときどきぼくのことなんか忘れてしまいます。
パパが仕事から疲れて帰って来たとき、パパはぼくではなく、スマートフォンと一緒に時間を過ごします。ママとパパが大事な仕事をしているときにでさえ、スマートフォンが一回なったらすぐにその電話にかけつけるのに、ぼくが泣いているときでさえそんな風にかまってくれません。
ママとパパはぼくとではなく、スマートフォンのゲームで遊びます。スマートフォンで誰かと話しているとき、ぼくがパパとママになにかお願い事があっても、話を聞いてくれません。
だから、ぼくの願いはスマートフォンになることです。
夫:この作文を書いたのは!?
妻:私たちの子よ...
この胸が苦しくなる作文を書いたのはなんと自分たちの子供だったのです。
このことにショックを受ける夫婦ですが、これを機になにか思い直すことがきっとあったはずです。
いくら便利になった世の中とはいえ、変わってはいけない何かもあるのではないでしょうか。
皆さんもぜひ今の生活を今一度考え直してみてはいかがでしょうか?