寒すぎ！雑すぎ！大惨事！27時間テレビでも発揮されたフジテレビの低俗ぶりに平均視聴率は過去最低の7.7％を記録！

日本中がポケモンGOに夢中になっている中、実は27時間テレビがひっそり放送されていたのをご存知でしょうか？
27時間テレビといえば、昔から日テレの24時間テレビと並んで、エンタメ界の夏の風物詩ですが、
今年放送された、フジテレビ系『FNS27時間テレビ フェスティバル！』のグランドフィナーレが「放送事故のようだった」ともっぱらの話題です。

先日23～24日に放送されたこの番組の平均視聴率は7.7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）。
これまでのワーストは、11人の女芸人が総合司会を務めた3年前の2013年で、9.8％。今年はなんとこれを2ポイント以上も下回り、過去最低の記録を更新してしまいました。

あるテレビ雑誌の記者は

今年は総合司会を立てず、企画ごとに司会者が異なる構成だったため、特別感がまるでなかった。終始、淡々と進んでいき、明石家さんまが中居正広にSMAPの騒動について切り込んだ以外、これといった盛り上がりもありませんでした。これが今のフジの全力なのですから、仕方がありません。

と、もはやフジの力不足を指摘するほか見当たらないといったようなコメントを残しています。

筆者も(全部ではないですが)一部番組を見ていました。
その中でも、目を引いたのはバスケットボールをダンクシュートするという企画でした。
しかし、そこで「放送事故」は起こったというのです。(動画リンクは次のページへ)

「放送事故」が起こったのは番組の最後、グランドフィナーレでのことでした。

今年は目玉企画として「FNS全国高校生スーパーダンク選手権」と題した素人参加型の企画を放送。
1チーム7名とし、トランポリンを使ってジャンプしながら、バスケットゴールのバックボードに連続でボールを当て、最後の人がダンクシュートを決めるという競技が行われました。
各ブロックから勝ち上がり、最終的に優勝チームが決まった後、Hey!Say!JUMPのメンバー9人に、高校生18人を加えた計27人で、27時間テレビにちなんで「27人スーパーダンク」に挑戦。
26人がバックボードに当て、27人目がダンクシュートを決めるというルールで、Hey!Say!JUMPの後ろに高校生が並ぶ形をとりました。

しかし、結果Hey!Say!JUMPがミスを連発し、高校生までボールが渡っていかないままコーナーの持ち時間は終了、最後のスタッフロールのVTRに切り替わってしまいました。

それだけならまだ、「生放送だからやっぱり難しいね」と視聴者も思えたのですが、
スタッフロール後、出演者の「まだダンクいけるみたい！」との声が上がり、急遽企画が再開。
これまでは、失敗した時点で最初の1人目からやり直していましたが、最後の挑戦では高校生2人が失敗し、ボールが画面外に飛び出したにもかかわらず、「なにもなかった」「成功成功」といった女子アナと思しき声で、強引に続行される始末。
27人目がダンクシュートを決めた時点で、テロップのカウントは「25」でしたが、「スーパーダンク成功」との派手なテロップが表示され、出演者はハイタッチを交わして喜ぶという、なんとも寒い終わり方だったそうです。(動画)

ネットなどでは

「どう見ても失敗だろ」「何、このヤラセ番組」
「放送事故みたいだった」「終わり方が雑すぎて、全てが台無し」
「こんなことばっかやってるから、フジは凋落するんだよ」
「これぞ、フジテレビクオリティー」

といった、テレビという最強のコンテンツの王者に君臨していた頃の面影は既に無くなっているフジテレビに追い打ちをかけるような、厳しい言葉が並んでいますね。ただ、フジテレビのこういったコンテンツ作りへの姿勢に視聴者が憤るのも、なるほどよくわかりますね。

今回は、どうやらジャニーズ(Hey!Say!JUMP)を起用したはいいものの、期待外れの活躍で、結局は生放送でやってはいけないことをフジテレビがやってしまったことが視聴者の反感を買ったということでした。
フジテレビの凋落が始まったと言われて久しいですが、こういうひとつひとつの事案が確実にフジテレビの首を絞めている気がします。
おもしろかったフジテレビの時代が懐かしく感じてしまうような、残念な出来事でしたね。

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