“人類最速の男”ボルトが勝利インタビューで見せた勇姿は4年後に真似したい素晴らしい姿だった!
安倍首相がサプライズ出演し、次の東京オリンピックに向けての、日本の決意を感じとれたリオオリンピックの閉会式が8月22日に行われ、それをもってリオオリンピックの幕が下りました。
数々の死闘や名場面を今大会も残しながら、悲願の金メダルを勝ち取った選手もいれば、まさかという結果に終わってしまった選手もいました。
今大会でも、ジャマイカ代表のウサイン・ボルト選手は、その超越した脚力を発揮しました。08年北京、12年ロンドンに続いて前人未到の3大会連続の3冠を達成し(100メートル、200メートル、400メートルリレー)、今回も超人ボルトへの勝利インタビューが行われました。しかし、インタビュー中の彼は、インタビュアーの質問を遮りました。彼がインタビュアーにそうした理由に、世界中が称賛しているようです。
その理由はいったい何だったのでしょうか。
なぜ、質問を遮ったのでしょう。
インタビューのカメラマンが撮っていた映像にも、遮る様子が映っていました。
その理由は、実際に放送された映像を見ればわかります。
そうです、ちょうどスタジアム内に流れたアメリカ国歌に耳を傾けていたのです。
真剣なまなざしで国旗が掲揚される方向を見据えるボルト選手、まさにその姿勢も金メダルでした。
国歌が流れ終わると、再び向き直りインタビューを続行。
他者への尊敬や敬意を忘れない素晴らしいスポーツマンであることも証明された一幕でした。
ボルト選手は、今回のリオオリンピックが最後のオリンピックであると、世界各国のメディアが報じていました。世界選手権を含め、他の大会では見られることもあると思いますが、次が東京オリンピックであるだけになんとも残念です。それでも、彼にとっては最期に有終の美を飾ったリオオリンピックになったのではないでしょうか。
トラックの中だけでなく、外にいても魅せた彼の勇姿を、忘れることはないでしょう。