市民の味方警察官 学校から抜け出した自閉症の少年を保護し・・・
警察官の仕事は多岐にわたっています。
治安を維持することはそうそう簡単に達成できるものではありません。
駐車違反を取り締まるようなものから、命を懸けて人質を助け出す仕事などさまざまであると言えます。
そんな街のヒーローとも呼べる警察官に関しての話題を一つご紹介したいと思います。
舞台は米国ノースカロライナ州。
警察官であるティムさんはこの日もいつも通りパトロールをしていました。
すると、ある通報が彼のもとに飛び込んできました。
それは学校からの通報で、簡単に言うと自閉症の生徒が校内から抜け出したので、捜索保護してほしいとの内容でした。
しかも彼には自殺をする可能性があるとか、過去に暴行をしたことがあるとか。
その通報を受け彼は現場に向かいました。
程なくして少年を保護したティムさん。
ところがここで彼をすぐには学校に帰しませんでした。
道に座っているところを発見保護したティムさん。
一方的に咎めたり、諭したりすることなくしっかりと話を聞いたうえで会話をすることに。
その場で20分程喋ると、少年はティムさんに対して心を開くようになり笑顔さえ見せてくれるようになったのです。
すっかり落ち着いてきた少年を確認してから、ティムさんは少年を学校へと連れ帰りました。
ノースカロライナ州の警察署はこの時の様子をFacebookに投稿。
投稿から2日ほどでいいね数が60万を超えるなど反響は大きかったようです。
今回のような対応は本当にプロ意識の高い行動で賞賛に値するものですね。
警察の中には高圧的な態度の人も多いと聞きますが、今回の姿勢を見習って
市民との信頼関係を築いていってほしいものです。