タールを全身にかけられる虐待をされた4匹の子犬 その警察の対応に非難が殺到した理由とは
この悲惨な事件はルーマニアで起きました。
ルーマニアのとある路上で、全身が何やら黒い物体が覆われている4匹の子犬が発見されます。4匹は見るからに弱りきった様子で道に倒れていました。
子犬たちの体に付着していたものは、どうやらタールだったようです。
事故などではなく、明らかに何者かによってタールをかけられていました。
イタズラなどという言葉ではくくれない、とても悲惨な動物虐待です。
中には全身にタールをかけられてしまった犬までいました。時は一刻を争う状態です。
動物愛護団体がすぐに駆けつけて、その4匹の子犬を保護します。
子犬を傷つけないように注意しながら、入念にタールを落としていきました。
そして、職員さんたちのケアの結果現在では見違えるほど健康な姿になりました!!その画像がコチラ↓↓
タールもきれいに落とすことができて、温かそうに身を寄せ合う4匹の犬たち。あのまま誰も気づかなかったら、今は無かった命でしょう。
なぜこんな事件が起こってしまったのでしょう。驚くことに、同様の事件が前の月にも起きていたのです。2匹の子犬がタールをかけられた状態で発見されていました。その事件が起きた時に犯人を捕まえておくことができたならば、今回の事件も起きなかったでしょう。
もちろん、最初の事件が起こった時に警察も事件のあらましを把握していました。しかし、その時警察はこう語ったのです。
今回のような事件の犯人捜しで時間を無駄にはできない
最初の事件の時に警察がこの発言をしていたことはルーマニアでも波紋を呼びました。動物に起こった凶悪な事件とはいえ、人間の身に起こる凶悪な事件が優先だということでしょう。しかしいくら人間の身に被害が出ていない事件だとはいえ、動物だって尊い命を持った生き物なのです。そして本当に警察にはそこまでの時間が無かったのかも疑問として残ります。
非常に難しい問題ではありますが、2度目の被害を受けてしまった4匹の子犬のことを思うと胸が苦しくなります。4匹が現在は健康に暮らせているので良いものの、命を落としてもおかしくない状況でした。
こんな残酷なことができてしまう人間がいるということが一番の問題なのでしょうが、みなさんはこの事件にどのような考えをお持ちでしょうか?