忙しい夕方に来店した四肢麻痺のお客さん それを見たマクドナルドの店員がとった対応は至高のものだった。
世界最大の経済大国アメリカ。
アメリカには様々な人種の人々が多様な生活環境を作りだし生活しています。
そして各都市によってその環境は当然ながら大きく異なっていきます。
ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ人口を持つシカゴ。
もとより経済の盛んな都市として有名な場所です。
そんなシカゴの繁華街の中に佇んでいたマクドナルド。
その日もいつものように混雑していた夕飯時、レジに並んだ一人のお客さんの番がやってきました。
そのお客さんはどうやら四肢麻痺の方のようで車いすに乗っていたそうです。
そしてそのお客さんは必死になって何かを伝えようとしていましたが店員さんはうまく聞き取れなかったようです。
その時の様子を見ていたDestiny Carrenoさん。
Destiny Carrenoさんは叔父さんがこのお客さんと同様に四肢麻痺の方だそうで、
このお客さんのことを心配そうに見ていたそうなんです。
そしてその時の店員さんが見せた神対応についてDestiny CarrenoさんのFacebookに投稿されていた内容をご覧いただきたいと思います。
仕事帰りに立ち寄ったマクドナルドのレジで、私の前に並んでいたのは、車イスに乗った四肢麻痺の男性。私には四肢麻痺の叔父がいるので、1人で並ぶ彼のことがなんとなく気になっていました。
順番が回ってきた男性は、一生懸命に店員さんに何かを伝えているのですが、私も店員さんもなかなかうまく聞き取ってあげられません。ようやく理解できたのは、「手伝って欲しい」という意思でした。
とは言え私も店員さんも、男性が一体どのような助けを求めているのか見当もつきません。そのうえ、この時はただでさえ忙しい夕方の時間帯、しかもシカゴの繁華街です。きっと店員さんも、男性からの申し出を断るものと思っていました。
ところが私の予想に反して、店員さんはレジを閉め、手を洗い、手袋までしてカウンターの中から出てきたのです。
私は、その2人への興味を抑えることができませんでした。同じ障がいを持つ叔父がいる立場としても。
そして店員さんは、その男性の横で食べ物を小さく切り、食事を手伝い始めたのです。
混雑時間だったので、パッとバックヤードで処理を済ませて、それを戻すという対応でも良かったように思います。しかし、その店員さんは、準備万端で男性の隣まで出てきて、ゆっくりと向き合った対応をしたのです。
その光景はとても温かくて、思わず「ありがとう」と言いたくなるほどの感動がこみ上げてきました。
忙しい時間帯の対応はどうしても雑になったりするのが人間の性です。
それでもこのように一人一人のお客さんに対してきちんと対応するというのは店員さんの鑑ですよね。
そして一人の社会人として立派な行動といえますよね。
こうやって一人の従業員の何気ない対応が企業の評価を変えることもあるのです。
改めて自覚と責任を持って働くことの大切さを認識させれられた出来事でした。