日本人死亡原因の1位「ガン」 新たに開発された驚くべき治療法に世界が大注目
ひと昔前では治ることのない不治の病と言われていた結核。
しかし今や医療技術の進歩により、不治の病と言われていた病気も治る時代に。
そんな医療の進歩がめざましい今もなお、猛威を振るっている「ガン」。
日本人の死因の1位は依然として「ガン」によるものだそうです。
ガンで死亡する確率は男性は約4人に1人、女性であれば約6人に1人の確率と言われています。
そんな今、米国国立がん研究所の小林久隆主任研究員が開発している
ある治療法が一躍脚光を浴びています。
これは「光免疫療法」と呼ばれるもので、人体には無害な光を使って
がん細胞を破壊するという斬新な治療法と言えるでしょう。
実験段階でも高い成果を残しており、マウス実験ではなんと80%の確率で
がんを完治させることに成功しているそうです。
しかも光を使った治療法なのに比較的副作用が少ないそうで、
こういった点でも評価は非常に高いようです。
現在日本では抗がん剤を服薬して闘病するか、手術をしてガンに対抗していくのが主流になっています。
しかしいずれの方法においても副作用の影響であったり、手術となれば体に直接の負担がかかる為
ハイリスクハイリターンの状態が続いていました。
そんな中登場したのが「光免疫療法」だったのです。
光免疫療法の副作用の少なさ
そもそも今回の研究ではがん治療の副作用にスポットが当てられていたため
「光免疫療法」は最低限の副作用のみしか起こらないように開発されました。
人体には無害な「近赤外線」を使ってがん細胞のみを死滅させるという設計になっているのです。
がん細胞にくっつく「IR700」という色素に「近赤外線」照射すると
発熱をおこし、くっついているがん細胞にダメージを与えることが出来るというものです。
小林さんが発表した論文は米国でも話題となり、オバマ大統領も演説で紹介したことがあるなど
期待の大きさが窺えますね。
伸び悩んでいたがん治療の希望の光になることができるのか?
文字通りその光に注目が集まっています。