聞くは一時の恥!老紳士が慣れないスタバで披露したコーヒーの注文の仕方が素敵だと話題に!
慣れないお店に行くのは、誰だって緊張したり、
もっと言えば、なかなか平常心ではいられないものです。
行く前に、
「(なんか恥ずかしいことしないだろうか…)」と思ったり、
飲食店だったら、
「(いま自分、変な注文しなかっただろうか…)」とどうしても疑心暗鬼になりがちです。
今回は、ご自身を「半ば引退した老人」と謙遜していらっしゃるTwitterユーザーの青髭(@laboratorymembe)さんが投稿したエピソードをご紹介したいと思います。
どうやら青髭さんは出先で同年代の知人にバッタリ会ってしまったんだそう。
久々の再会で、思い出話にも華が咲きます。
続きはどこかのコーヒーショップでお茶でもしながらと思い、
ドトールあたりでも行くのかと思ったら、なんとその知人が向かった先はスタバ!
確かに日本を代表するコーヒーショップ界の雄ではあるけれど、
スタバはどちらかというと、若者たちにとっては気軽に立ち寄れる身近な存在です。
しかしながら、青髭さんくらいの年代の人たちにとってはまずまず勇気のいる場所。
ましてや、注文の仕方もよくわからないし、
カンタンじゃなさそうとなると…なおのこと入りづらい…!
同年代の知人と外で会い、話が弾んで「珈琲でも飲みながらゆっくり話そうか」となり、近くのドトールにでも…と思ったら知人はスターバックスへ!われわれ老人が入るには非常な勇気が必要とされる場所ですし、第一あんなに長くて複雑な注文体系は私の頭脳では対応できないと慌てたのですが…
— 青髭 (@laboratorymembe) 2016年9月30日
そんなことを考えていてもお構いなしとばかりに、
青髭さんの知人はズンズンとスタバへと突き進んでいきます。
すると、
内心どうしようと思っていた青髭さんに「注文してくるよ」とだけ言って
スタバのレジカウンターへと進んでいったのです。
そして、店員に注文を言い始めたのでした―。
「注文してくるよ」と落ち着きははらってカウンターに向かう知人に「慣れているのか」とほっとして見守っていたら、彼は店員さんに「失礼、こちらのお店は初めてなのですが、一番よく売れている珈琲はどれですか」「こちらになります」「ではそれを一番売れているサイズで二つ下さい」
なんと!— 青髭 (@laboratorymembe) 2016年9月30日
なんとも、合点のいく注文方法!!!
彼曰くは「相手はちゃんと、初心者に対する対応の訓練も受けているはずだから、変に見栄を張らないで『分からないので教えて下さい』と言えば教えてもらえると思った」とのこと。客だと威張らず卑屈にもならなければ、かのスターバックスでもちゃんと注文は通るのだなあといたく感心してしまいました。
— 青髭 (@laboratorymembe) 2016年9月30日
なるほど、彼の言う通りかもしれません。
人はときに見栄を張ってしまうもの。
それが知らない土地や空間となると、
なんとか見破れまいとして自分を取り繕うことは誰にだって経験おありなはず。
そこで、聞くは一時の恥と承知して、
「分からないので教えて下さい」と正直に言えばいいという素敵な自論!
スターバックスの話題で、件の同年代の知人に「Cool!」「スマート!」等の声援を沢山戴いて恐縮です。さきほど本人に伝えたところ「ご意見を下さった皆さんにくれぐれもお礼を」とのこと。きっと、彼の癖で、毎日丁寧に整えている口ひげをにやりとさせて無言で喜んでいるでしょう。
— 青髭 (@laboratorymembe) 2016年9月30日
是非とも見習いたい姿勢です。
見栄を張って、自分を大きく見せようとしてもいつかどこかでボロが出ます。
小手先でそういうことをせずに、
真っ向からスタバに向かっていた彼に拍手ですね。
ちなみに…
ちなみに、こちらが件の知人が「最も粋な老紳士の笑い方」としてお手本にしているものだそうです。当人曰く、VHSに録画して参考にしているとのことhttps://t.co/pYi5la5jLJ
— 青髭 (@laboratorymembe) 2016年9月30日
なんだか可愛い一面もあるんですねっ(笑)!