ドライブ中に発見した犬 骨が浮き出るほど衰弱していた犬が生き延びるために取っていた行動に心が締め付けられる!
カナダのバンクーバーをドライブしていたマチュールさんとギョームさんは
その途中で不思議なものを目にしました。
一匹の動物が路肩に佇んでいたのですが二人が今までに見たことのない様な動物でした。
強いて言うのであれば犬やオオカミに似ているようなそんな動物でした。
動きも遅く「もしかしたら衰弱しているのかもしれない」そう思った二人は一度は通り過ぎましたが
再びその場に戻って動物の様子を見に行くことにしました。
近づいて見るとその動物がシベリアンハスキーであるということが分かりました。
そして予想通りかなりの衰弱をしているようでした。
何よりすぐに見て犬だと分からないほど、外見が犬のそれとは異なっていたのでした。
体中が泥に覆われていたこの犬を見た二人はすぐさま動物保護団体「SPCA」へと
連絡を入れたのでした。そしてその後に獣医師から衝撃の事実を聞くことになるのでした。
体中に絡まっていた毛であまりよく見えませんでしたが
体を綺麗にしていくとこの犬がとても痩せこけていることに気が付きました。
骨が浮き出るほどに体は痩せ細っており栄養が足りていない状態でした。
明らかにこの犬が捨てられた犬であると獣医師の先生は告げました。
そして捨てられてからというものこの犬が取っていたある行動を口にしたのでした。
それはこの犬が生き抜くためになんと砂や砂利を食べてその場の空腹を凌いでいたという話でした。
ウィローは生き延びるために、土や砂利を食べていたと推測されます。しかし、それらによって消化不良や腹痛を起こして苦しんでいたはずです。
こう語った獣医師の先生。
空腹を満たすために土を食べていたなんて・・・
そしてそれによって更に体調を崩していたなんてかわいそうすぎますよね。
この犬は「ウィロー」と名付けられました。
スタッフたちの献身的なケアのおかげでウィローは他の成人の犬と同じぐらいにまで回復を遂げました。
「SPCAで働いてきた34年間、この保護犬のように骨と皮だけになった犬はいましたが、生きているケースはありませんでした。この犬がこんな状態で生きていたのは驚くべきことです。」
長年SPCAに務めてきたスタッフがこう口にするほど弱っていたウィローに更に嬉しい報せが!
なんと里親が見つかったのです。
しかもその里親は発見者のマチュールさん!!
命の恩人とも呼べるその人が里親になってくれたのです。
「もし、この子に里親が現れなければ私が彼女の里親になり、永遠にくつろげる環境を用意します。」
こんな言葉まで飛び出した新たな親は最高の家族と呼べそうですね!