怪我して線路上から動けなくなったメス犬に寄り添うオス犬 列車が迫って来た時に犬が取った行動に涙
その出来事は雪の積もる2016年12月25日、ウクライナのザカルパッチャ州という場所で起きました。動物レスキューもとに、一本の連絡が入ります。
線路上に、、、
線路の上でうずくまっている犬がいるというのです。それも二日間の間ずっとそうしていたと。レスキュー隊はすぐに現場へと駆けつけました。そこでレスキュー隊は衝撃的な光景を目にします。
出典 facebook
線路の上には二匹の犬がいました。どうやら、一匹のメス犬が怪我をして線路上から動けなくなっているようなのです。そして、もう一方のオス犬はその犬のそばを離れようとせずに、ずっと寄り添っている様子でした。
人が近づこうとすると、そのオス犬は強い警戒心を出してそばに寄らせません。そのメス犬を守ろうとしているのでしょう。
ある音
メス犬を守るようにして人間を警戒しているオス犬ですが、そのオス犬はある音に気付きます。それは電車が近づいてくる音です。
列車は怪我をして線路上に横たわるメス犬にどんどん近づいていきます。するとオス犬はメス犬の元へとすぐに駆け寄りました。
出典 facebook
そして次の瞬間にオス犬が取った行動とは!?動画で一部始終をご覧ください。
そのオス犬はメス犬のもとに駆け寄ると、かぶさるように頭を地面に押し付けました。その頭上をかすめるように電車は通り過ぎていきます。電車と線路のわずかな隙間に身を固めていたのです。
この二匹の犬はこうして二日間もの間過ごしてきました。この二匹の信頼関係が伺えますね。
あたりは氷点下の世界で二匹の体力も限界が近づいてきています。しかし、レスキュー隊が救助を試みようとするとオス犬が警戒して人間を寄せ付けないため、なかなか思うように救助は進みません。やっとのことでその二匹を救助すると、すぐに動物病院へと搬送します。
出典 facebook
無事二匹は保護され、メス犬は「ルーシー」。オス犬には「パンダ」と名付けられました。
この二匹の犬の出来事を皆さんはどう感じたでしょうか。無償の愛がどれだけ尊いものなのかを再認識させられた気がします。
これからも二匹が仲良く幸せに暮らしていけることを願ってやみません。