超一流ピアニストの母国、韓国凱旋公演に大勢の客が殺到 しかし大半の客がアンコールを待たずして退席。その衝撃的な理由とは一体?
各国に天才と呼ばれるような一握りの人間がいます。
彼らは文字通り天から贈られた才能を持っている人もいれば、人間離れした努力により
圧倒的な成果を出している人もいます。
韓国人ピアニストのチョ・ソンジンさんもその一人でした。
2015年に行われた、ショパン国際ピアノコンクールにおいて優勝した彼は他にも様々な国際大会で賞を獲得した
経歴を持つまさに「天才」ピアニストでした。
そんな彼が今年に入って母国韓国で公園を行うことが決定したのでした。
これは彼がショパン国際コンクール優勝後初のリサイタルで、地元でも異様な盛り上がりを見せていました。
そしてその日程が1月3日に決まるとチケットが販売されてから僅か10分足らずで1984枚すべてが完売してしまったそうです。
驚くほどの人気ぶりです!!
しかし公演の当日、予期しないようなハプニングが起こったのでした。
彼の演奏を一目見ようと開演前から会場の周りには長蛇の列が出来ていました。
多くの客を迎え満員御礼の場内。
そして静かに演奏は始まりました。
あっという間に楽しい時間は過ぎ去っていよいよラストの演奏に。
最後も圧巻のパフォーマンスで締めくくったチョさん。
会場からは鳴りやまない拍手が起こりました。
その時事件は起こったのでした!
鳴りやまない拍手に包まれた会場。
通常であればこの後、アンコールが送られ再びチョさんが登場する流れがコンサートの慣例ですよね。
しかし、アンコールをかける客などほんの一部。
なんとほとんどのお客さんがアンコールを待たずして席を立ってしまったのでした。
公演の内容自体にはあんなに満足していたはずなのに、一体どうして?
残った客がアンコールをかけ、すべての演奏を終えた後、その理由は発覚しました。
彼らは終演後のサイン会に並ぶために早々に席を立ち外でサイン会が始まるのを今か今かと待っていたのでした。
人気があることは嬉しい事ですが、彼の本業はサインを書くことではありません。
彼はおそらく多くのファンに自分の演奏を聴いて欲しいと願っているはずです。
そんな彼に対して失礼なこの行動はニュースになるほどに。
この事態に地元のネットユーザーたちは
「これが国外にも流れたら同じ国民として恥ずかしい」
「本当に音楽に興味のないやつらにサインをもらう資格はない」
「彼の公演を心待ちにしていたのに、こんな奴らが見に行けて自分が行けないのは不公平だ」
など怒りの声が爆発していました。
金を払っているんだから文句は言えないと言ってしまえばそうかもしれません。
しかし本当に彼のことを応援する気持ちがあるならきちんと彼の努力の結果である演奏を聴くことが一番の応援なのではないでしょうか?