あれから6年・・・ 東日本大震災の恐怖を風化させないように銀座に設置された広告が斬新で効果的!
自分自身でを経験した人はいまだに思いだすことも多いであろう東日本大震災。
日本列島に甚大な被害をもたらしたことは世界中で報道されました。
そんな大震災からまもなく6年が経過しようとしています。
あれほど大きな地震であれば時が経ってもかなりのインパクトを残していますよね。
それでも人間というものは少しづづではあっても、当時の感覚や印象は薄れていくのです。
そんな人間の悲しい性を危惧して、銀座にとある広告が設置されました。
その広告は今までに類を見ないような新しいタイプの広告で
非常に「効果的である」と話題を集めているのでした!
ご覧になればお分かりの通りこの広告を出したのはヤフー・ジャパン。
この広告は当時、岩手県の大船渡市で観測された実際の津波の高さです。
16.7mというあまりに異常な高さを表すところに
「ちょうどこの高さ。」という文字を赤いラインで分かりやすく示しているのでした。
聞いただけでも17mの津波なんて相当のインパクトがありますが、想像は簡単にはできません。
しかし東京の街並みの中に実際の津波の高さのラインを目立たせて表示することで
当時発生した津波の恐ろしさをある意味体感させているのです。
あれだけ高いソニーのビルでも半分ぐらいが埋まってしまうほどの高さの波。
分かっていても助かるほうが難しいぐらいですよね。
「どれだけ時が経っても当時のことを忘れない。そのことが一番の防災になる」
ヤフーの広告が伝えたかったことはまさにその通りですね。
首都圏直下型の地震が来る日が近いと言われ続けている以上、
当時のことを忘れずに備えをしておきたいものです。