「自分の為に走れ」世界最速の男ボルトが桐生に送った言葉の数々に共感の嵐が巻き起こる!
皆さんは人類最速の男と言ったら誰を思い浮かべますか?
世代によってはもしかしたら異なるかもしれませんが大体の人が思い浮かべるのは
ジャマイカのウサイン・ボルト選手ですよね。
未だに誰にも破られていない100mの記録は驚異の9.58秒。
そんなボルト選手の世界記録を塗り替えようと世界中のスプリンターたちがしのぎを削っています。
日本人の筆頭候補としては高校時代に10.01という大記録をマークした桐生祥秀選手がいます。
そんな桐生選手が2013年にボルト選手と対談を行った際に彼から贈られた言葉がとても深いと話題になっているので
ご紹介していきたいと思います。
当時、頭角を現しだしていた桐生選手。
活躍を続ける桐生選手は憧れのボルト選手とTBS系列の「NEWS23」のコーナーの中で対談をすることになりました。
日本のこれからを担う若きスターに対して世界最速の男は何を語ってくれたのでしょうか?
桐生選手に向かって自身が思っていることを告げたボルト選手。
スピードを保てばいいのに、さらにスピードを上げようとしている。
大事なことは、トップスピードに乗ったらフォームを保ち、スピードを維持することだ。
多くの選手は、トップスピードから、さらに速くなろうとする。
それでは、速度にテクニックが追いつかず、逆に遅くなってしまう。
トップスピードに乗ったら、それ以上は速くならない。
だからといって「その記録を超えよう」と焦ってはいけない。
速く走ることばかり考えて、逆に遅くなる選手はたくさんいる。
速く走ろうなんて考えるな。「自分の走りをすることだけ」を考えたほうがいい。
なんと世界最速の男は「早く走ろうとしない」ことを心掛けていたのです!
これにはとても驚きました!!
しかしだからこそ世界のトップに居続けることが出来るのでしょうね。
そして最後に桐生選手を取り巻く環境に対してメッセージを送ったのでした!
最後に1つ、いいかい。日本の陸上界にいいたい。
桐生にあまりプレッシャーをかけないでほしい。
いいか、桐生。自分のために走れ。それが国のためになればいい。
まずは『自分のために走る』。そして『楽しむ』。
それが日本のためになるんだ。決して国のためだけに走ってはだめだ。
あくまで自分が楽しむことが第一で、その上でそれが国のためになっている状態が選手としてはベストなのだというボルト選手。
世界最高の舞台でも自分が楽しむことを忘れないという姿勢はそう簡単には真似できるものではないですが
是非桐生選手にも身に着けて欲しいと思います。
世界中の選手を牽引するボルト選手の言葉。
桐生選手はどう受け取ったのでしょうか?
身体能力の差は確かにあるかも知れません。
しかし一発勝負のスポーツの世界ではそれ以上に日頃の努力と精神力が大切になってきます。
ボルト選手が言ったように過度に期待をせずに我々も彼の成長を共に
見守って楽しむ姿勢を身に着けるべきなのかもしれません。