人間に母親を殺されてしまった猿の赤ちゃん 新しい母親となる人間に赤ちゃんザルが見せた態度とは、、、
この猿の名前は「ブーマー」。
ブーマーは、ホエザルという中南米に生息するサルの一種です。
出典 boredpanda
とても可愛らしい姿ですよね。
しかし、実はブーマーはとても辛い過去を持ったサルだったのです。
密猟
ブーマーの母親は密猟で人間により殺されていました。
というのも、母親を殺して赤ちゃんザルを捕まえる。そしてその赤ちゃんザルをペットショップに売りつけるという目的があったのです。
当然密猟は法律で禁じられています。
ブーマーの母親を殺した犯人は警察に捕まることになり、懲役3年の刑が下されました。
ブーマーはペットショップなどに売りつけられることは無くなりましたが、母親を殺されてしまったことには変わりありません。
結局、動物保護団体に預けられることになりました。
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そこで、ブーマーは新しい母親に会うことになります。
その女性はラケルさん。
自分の親を殺した人間という生き物に対して、ブーマーはどのような態度をとるのでしょうか。
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ラケルさんは、ホエザルの生態についてよく理解していました。
ホエザルは通常、木の上で生活します。大人なら大丈夫ですが、赤ちゃんにとっては危険です。
そのため、生後六か月ほどまでは常に一緒にいる状態で過ごすことになるのです。
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ラケルさんは、常にブーマーと一緒に過ごします。
本物の我が子のように愛情を持ってブーマーの面倒を見ました。
すると、最初は警戒心を見せていたブーマーも、いつしかラケルさんのことを本物のお母さんだと思うようになります。
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今では、ラケルさんが少し用事でブーマーと離れるだけで、ブーマーは大騒ぎしてしまうほどになりました。
ほんの数時間ブーマーを預かったラケルさんの友人は、泣きわめいているブーマーをなだめきれなかったと語りました。
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今は人間に憎しみを持たないブーマー。
それが良いことなのか悪いことなのかはわかりません。
でもとにかく、これからもブーマーが幸せを感じて生きていけることを願っています。
そして、密猟などの犯罪を厳しく取り締まらなければならないことを強く実感するような話でした。