久しぶりの再開でお互いを強く抱きしめあう2匹の猿→その裏のストーリーを知った時に思わず涙

この二匹の猿はお互いに欠かすことのできない関係なのです。

この画像の右にいる、白い顔の猿の名前が「ミッキー」。左に横たわっているほうが「エビ」という名前です。

出典 the dodo

この二匹はアメリカのフロリダ州にある、「Jungle Friends Primate Sanctuary」という野生動物の保護施設で暮らしています。今では二匹仲良く暮らしていますが、ここに至るまでの道のりは楽なものではありませんでした。

ミッキー

ミッキーは、以前ペットとして人に飼われていました。

出典 the dodo

しかし、育てられていた環境はとても良いとは言えません。ミッキーは、木が茂った庭の狭い檻に閉じ込められていました。そのことに気付いた保護団体の創設者でもあるカリさんは、ミッキーを引き取ることにします。そこでようやく、ミッキーは辛い毎日を抜け出すことができたのです。

エビ

エビも、ミッキーと同じく飼い主に飼われていたのです。

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しかし、エビは飼い主から愛想を尽かされてしまいます。そこでその飼い主は、捨てられてしまう動物たちを保護する活動をしている夫婦にエビを預けようとしました。ところがその夫婦は以前に猿を育てたことがありませんでした。そこでエビを預かることを断ろうとします。

しかし、その飼い主は「もし受け取らないならこいつを撃ち殺す」と脅してエビを強制的に受け取らせます。

仕方なくエビを受け取ったその夫婦は簡易的な囲いでエビを保護しようとしましたが、2人が出かけている際にエビはその囲いから逃げてしまうのです。その連絡を受けたカリさんは、仕掛けた特製の罠でエビを保護することに成功します。

そして、エビは施設に引き取られることになりました。

共同生活

この二匹は、それぞれ別の檻で他の猿たちと暮らしていました。しかし、今まで育ってきた環境も影響しているのでしょう。他の猿たちとなじめずに、問題行動ばかり起こします。

そこで、施設の職員がこの問題児の二匹を一緒の檻で生活させてみてはどうかという提案をします。この案がどう転ぶかはわかりません。問題児二匹がどのように生活をしていくのでしょう。それだけにこの案に否定的な意見を主張する職員もいました。

しかし、他の猿のことも考えるとこの案が最善だという結論に至り、二匹は一緒に暮らすことになります。

結果的に見ると、この案は予想を超える成功となりました。

出典 the dodo

見事にこの二匹は意気投合をしたのです。お互いが支え合いながら生活をするようになります。

中でも二匹の強い絆を見ることができたのは、しばらくの間ミッキーとエビが別れて生活しなければならなくなった時でした。

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