【高校野球】沖縄県予選で驚愕の結末を迎えた試合が・・ ファンからは賛否両論

徐々に暑さが増して来ましたね。今年は例年でも一番暑い夏になるようです。

【今年も暑い季節がやってきた!】
夏と言えば、甲子園の季節ですよね!
高校球児たちが白球を追いかける姿はいつ見ても私たちに青春を感じさせてくれます。

高校球児たちにとって最高の目標である甲子園。
甲子園へ出場するための地方予選も高校野球ファンにとっては熱くなるイベントの一つです。

全国各地で地方予選が開幕する中、沖縄大会で驚きの結末を迎えた一戦が注目を集めています。

【浦添商業×小禄】
その試合は2016年7月9日に行われた「浦添商業」対「小禄」の試合。

試合は7回終了時点で7-8で。8回表、浦添商業は1点ビハインドの状況で攻撃を迎えました。

ベスト8進出をかけて試合であり、両校ともに白熱したプレーを見せ、熱気に包まれる球場。
浦添商業は8回の攻撃で適時打とスクイズで2点を取り、逆転に成功しました。
見事逆転し、勢いに乗る浦添商業ナイン

しかし、この後浦添商業には辛い結果が待ち受けていました・・


【まさかの結末・・】
浦添商業が逆転に成功した後の8回裏、小禄の攻撃中に雨が降ってきました。
無死一塁の状況でしたが、雨により試合は一時中断。しかし、その後も雨は止むことなく試合はコールドゲームが成立してしまいます。

8回裏の途中で試合は中断していましたが、高野連による大会規定により8回表と裏の攻撃は無効となり、7回裏が終了した時点でリードしていた小禄の勝利となりました。

せっかく逆転したのに敗退が決定してしまった浦添商業にとっては納得できない結果だったのでしょう。
雨の中キャッチボールを続け、試合ができると審判にアピールしていました。

その後、浦添商業の抗議は続きましたが試合終了が宣言されました・・

【野球ファンからは賛否両論】
ルールに従っているとはいえ、今回の試合結果に対してはネットで大きな話題になりました。

「こんな思いをする球児が二度出ないようにルールの見直しが必要だ!」
「できるならば両校の選手のために続けてほしかった・・」
「今回の結果はどうしようもない」

【敗戦を受け止め・・】

試合終了後、宮良高雅監督は選手たちに以下のように声をかけました

「理解や納得ができないのは分かるが、ルールは変えられない。ここまでルールを守って頑張ってきただろう」
「こんな形で試合が終わるのは悔しい。選手にとって理解や納得するのは難しいが、最後の最後まで力を出してくれた。誇りを持ってほしい」
沖縄タイムスより引用

浦添商業の選手にとっても、また小禄の選手にとっても納得のいく結果ではなかったかもしれません。しかし、彼らが勝利に向けて必死になってプレーした姿は多くの人の記憶に残る素晴らしいものだったと思います。

残念ながら敗退してしまった浦添商業の選手たちでしたが、次の日に行われた「那覇商業」対「小禄」の応援に駆けつけたそうです。
宮良高雅監督が言ったように選手たちの中で十分に納得できる結果ではなかったかもしれません。それでも、共に死闘を繰り広げた小禄のために応援に駆け付けた彼らは勝利以上の何かを手にしたのかもしれませんね。

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