生後すぐ、彼は感染症にかかってしまい危篤の状態が約2か月続いたそうです。
しかもその生存率は1%。
ほとんど助からないと言われましたが、それでも隆之介くんの母は決して諦めなかったそうです。
「隆之介をたすけて下さい…!」
お母さんは、この世に生まれてきたわが子に、たったそのことだけを思って、思って、思い続けたんだと思います。
お母さんの強い気持ちが届いたのか、なんとか一命を取り留めた隆之介くんは、その後入退院を繰り返しましたが、順調に育っていったようです。
そしてお母さんは、こう思うようになります。
「(隆之介の)生きている証を残したい」
そう感じたお母さんは、彼に子役という“証”を与える決意をしたのです。