たった一枚の看板がお客さんのマナーを変えた!あるカフェに置かれた看板に称賛の嵐!
【お客様=神?】
「お客様は神様です」
この言葉はドラマや映画、漫画など多くの場面で使われています。
普段の生活でも店員さんに「お客様は神様だろ!!」といって横柄な態度をとる人をたまに見かけますよね。
いくらお金を払っている「お客様」とはいえ、商品を売ってもらう店員に対して上から目線で接したり、乱暴な言葉を使ったりするのはいかがなものでしょうか。他のお客さんも見ていて気持ちのいいものではありません。
もともとこの言葉は1961年頃に三波春夫さんと宮尾たか志さんの対談の間で生まれた言葉です。
この言葉を言った三波春夫さんは元浪曲師であり、演歌歌手でした。
どんな意味でこの言葉を使ったのか、彼のオフィシャルサイトに次のように記されています。
「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなければ完璧な藝をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです」
出典 「お客様は神様です」について
三波春夫さんは今現在使われているような意味で「お客様は神様です」という言葉を使ったのではありません。歌という彼にとっての神聖な場において目の前に位置するお客様を神様と例えたのです。
しかし、残念ながらこの言葉にあやかって「自分は客だから、神様だろ!」と言わんばかりにお店の人に対し酷い態度をとる人はたくさんいます。
そんな「お客様」に対し、アメリカのバージニア州のあるカフェが立てた看板が素敵だと話題になっています。
「お客さんのマナーが向上したら、もっと良い雰囲気のお店になるのになぁ・・」そんな思いで設置した一枚の看板。
その看板を見たお客さんはマナーが向上したそうです!
連日試行錯誤し、お店が立てた看板とはいったい・・・?
【一枚の看板】
その看板がコチラです!
いらっしゃいませ!
「コーヒーのS!」は5ドル
「コーヒーのsをください」は3ドル
「こんにちは、コーヒーのSを一つお願いします」は1.75ドル
看板に書かれていたのは注文時の言葉遣いによってコーヒーの値段が変化するというものでした!
ただ「コーヒーのS!」と注文すると一杯約520円ですが、しっかり挨拶して丁寧な言葉で注文すると一杯約180円でコーヒーが飲めるのです!
看板を書いた店員さんは最初は冗談のつもりで始めたと言っています。
予想よりも多くの反響があったためこれからもこのシステムを使っていくそうです。
facebookのコメントには「いいね!」「びっくり!」「これからは毎回”Please”って言うわ!」など多くの称賛の声が届いています。
お客さに丁寧な言葉で注文されるだけでも店員さんの気持ちも変わりますよね!このお店はいつも店員さんとお客さんの笑顔と活気で溢れているに違いありませんね!
ちょっとした工夫でお客さんのマナーを向上させたユニークな看板、このようなアイディアが色々なところで現れると良いですよね!