百獣の王・武井壮がNHKで吠える!ポケモンGOをめぐる議論で独特な持論にTwitterで称賛多数!
7月22日に遂に日本でリリースされた位置情報型アプリケーションゲーム「ポケモンGO」が日本を席巻し、すでに社会現象化しています。
そんな中、7月23日にNHKで放送された『週刊ニュース深読み』で、ポケモンGOをとりまいて予見される問題や、それに対する意見が著名人の間で交わされました。
番組内ではゲームのポジティブな側面とネガティブな側面を海外の例にしたがって紹介していました。
その中でも、ゲームへの没入に関して議論が交わされたようです。
いよいよはじまりました、深読みコーナー!ポケモンGO、みなさんはもうやってみましたか?
なんでそんなにハマる人が続出しているの!?「没入感」というキーワードをもとに、日本のゲームの歴史を模型でふりかえります! #nhk_fukayomi— NHK「週刊ニュース深読み」 (@nhk_fukayomi) 2016年7月22日
この番組内で進行役を務める、小野文恵キャスターは
そんなに没入感あるんだったら、他のことに使ったら?
と発言。これを発端に、議論に熱が帯びていきます。
すると、元陸上競技選手でタレントの武井壮さんが
どんどん没入したらいい。
と反論し、スタジオをざわつかせました。
どうして彼はそのようなコメントをしたのでしょうか。
そこには、彼自身の経験に裏打ちされた、なるほどと言わしめる持論がありました。
僕はどんどん没入したらいいと思います。子どもも、大人も。
議論の拡がり始めに、そう続けた武井さん。これに他の出演者が質問します。
没入を問題視したのか、子どもでも没入から離れられるかといった懸念を示した香坂みゆきさんの質問にも、彼は
成長と共に出来ていくと思う。
と回答。
それに付随させる形で
今はゲームを消費するというか、ゲームに熱中して何もできなくなるというようなものではなくて、結構文化になってきていて、スポーツとかと同じような、達成できる文化になってきている
と持論を展開しました。
つまり、スポーツや勉強と同様、そのことに没入することで達成できる喜びや感覚を、ゲームからも養えるものだと言っているのですね。
そういった武井さんの持論に、教育評論家の尾木直樹さんも
幼少期からやったら、コミュニケーション能力がなくなるのでは?
と専門家らしい目線で、やはり懸念を示します。
それに対しても武井さんは
それはスポーツも一緒です。
スポーツも全員が成功するわけでもないし、全員没入して頑張らせたとしても、芽が出ない人もいる。
どれも同じように見て、それが何になるのかなどを教えてあげないと。
と答えました。
彼は、放送終了後、自身のTwitterでもこう述べています。
ゲームに没入するのが時間や利益損失だって考えは閉鎖的だよなあ。。スポーツだって没入してなんにもならないこともある、勉強だって頑張っても入試で挫けたり、起業に努力しても倒産することもある。。取り組み方やその時間で実生活へのプラスの要素を提供者と消費者が享受できる文化にできるよな。。
— 武井壮 (@sosotakei) 2016年7月23日
このツイートにフォロワーからは主に、武井さんの意見に賛同する人が多くみられました。
(反響ツイートは次のページへ)
@sosotakei おじさまおばさまへの反論カッコよかったです。没入すること自体は否定すべきでないですよね。
— T@ヒクイドリ (@AccelKinomoto) 2016年7月23日
@sosotakei ゲームは「遊び」、勉強は「仕事」。遊ぶ暇があるなら仕事をしろ、という日本人固有の思考回路がそういった閉鎖的な発想にしているんだと思います。特に昔の人は「時間をかけて仕事(勉強)をすれば見返りがあるが、遊んでも何も得られない」と思い込む風潮なんだと思います。
— ひのき@エンタメ系DMP (@2971Ddff4) 2016年7月23日
@sosotakei 大事なのは、熱中する先に何を得られるかを想像できるかという事。暇つぶしにポケモンGOに没入し気がつくと多くの時間を費やして後悔するのか、得られるものがあったと感じて満足できるのか。スポーツでも単に勝ち負けでない、成長や充実感を求めて頑張ることが大事だと思う。
— 吉崎仁康 (@yoshi_yoshizaki) 2016年7月25日
たまたま観てたらゲームの話題。ゲームに対するスタンスが様々な人たちが議論してたんだけど、これがほぼ世間の縮図だと思う。私自身ゲーム好きだけど、子どもたちに対しては香坂さんみたいな態度をとってしまうし。小野さんみたいなママだって実際いる。とても面白かった。#nhk_fukayomi
— あいる†オトカドーラー† (@airu_otoka) 2016年7月23日
Twitterユーザーの皆さんも、日本でリリースされる前から社会問題化するのが予想されていた事情もあり、ポケモンGOへの少し過剰な批判や批評がメディアを中心になされていることに疑問符が浮かんでいたようですね。
確かに、ポケモンGOが及ぼす影響と没入することは全くの別物ですよね。
武井さんは、何かに没入、没頭することの大切さやそこから得られることを説きながら、暗にそういった状況への警鐘も鳴らしていたのかもしれません。