世の中には治すことの難しい病気が数多く存在します。
それらの病気は難病と呼ばれ多くの人を苦しめています。
人間に難病があるように、動物にも同様に難病が存在します。
今回の記事ではそんな難病をもって生まれ、医師から安楽死を勧められた犬とそれを支えた
獣医師助手の女性のお話です。
安楽死を勧められた犬の名前は「ブロンソン」。
彼も冒頭で説明したように難病を持つ犬でした。
上顎に亀裂が入り、母親の母乳を吸う際に空気が入り込んでうまく母乳を
体内に取り込むことが出来ず、通常生後一週間ほどで死に至ってしまう障害を持って生まれたのでした。
この口蓋裂という難病に罹っていることが判明した段階で獣医師は
ブロンソンの安楽死を提案しました。
しかしそこで獣医師の助手KaffeKalleさんが声をあげました。
「この子は助かり得る命だからどうにかして育ててあげたい」そんな想いが彼女を行動に突き動かしました。
医師の提案を押し切り一時的に自宅で引き取ることにしたのです。
そこからの生活はブロンソン中心の生活に切り替わりました。
寝る間も惜しんでブロンソンの介護をし根気強く観察し続けました。
職場に行く際も一緒に連れていき、仕事の休憩の時にも自分自身の事よりも優先してブロンソンを気にかけました。
するとブロンソンに異変が起き始めました・・・