人間が持つ先入観というものは概して正しくないことがほとんどです。
一度悪いイメージを持ったものに関してはなかなか自分から意識を変えていくことはしないものです。
ブラジルで起きた出来事は我々の先入観を変えるのに十分な出来事でした。
今回の出来事はある女子大学生が経験したことでした。
ブラジル人大学生のキャロライン・サンタナさんはいつものように帰っていました。
彼女はいつもバスを利用していてその日もバス停に向かって歩いていました。
すると近づいてきた男性から声をかけられました。
男性はおもむろに「小銭を恵んでください」と言い出しました。
どうやら見た目からして男性がホームレスだと判断したサンタナさんは
その申し出を了承して自身の財布の中を確認し始めました。
するといつも利用していたバスの定期券がないことに気付いたのでした。
それどころかバスに乗るお金さえも持ち合わせていませんでした。
親切な気持ちとは裏腹な財布の中身。
サンタナさんが動揺しているのを見てすぐに事情を理解したホームレスの男性はそこである行動に出ました。