「小銭を恵んでください」 声をかけた女性の緊急事態を知ったホームレスのとった行動が素敵すぎる・・

人間が持つ先入観というものは概して正しくないことがほとんどです。
一度悪いイメージを持ったものに関してはなかなか自分から意識を変えていくことはしないものです。

ブラジルで起きた出来事は我々の先入観を変えるのに十分な出来事でした。
今回の出来事はある女子大学生が経験したことでした。

ブラジル人大学生のキャロライン・サンタナさんはいつものように帰っていました。
彼女はいつもバスを利用していてその日もバス停に向かって歩いていました。
すると近づいてきた男性から声をかけられました。
男性はおもむろに「小銭を恵んでください」と言い出しました。

どうやら見た目からして男性がホームレスだと判断したサンタナさんは
その申し出を了承して自身の財布の中を確認し始めました。
するといつも利用していたバスの定期券がないことに気付いたのでした。

それどころかバスに乗るお金さえも持ち合わせていませんでした。
親切な気持ちとは裏腹な財布の中身。
サンタナさんが動揺しているのを見てすぐに事情を理解したホームレスの男性はそこである行動に出ました。

なんと小銭を恵んでくれと申し出たその男性からこんな言葉が出てきたんです。

「乗車券はどのくらいするんだい? 4ドル持ってるから、これをきみにあげるよ」

想像もしていなかった男性からの一言に一瞬困惑を隠せませんでした。
しかしどう考えても困窮した生活を送っている彼のお金を自分が受け取ることはできない。
そう考えたサンタナさんは心苦しくも男性のお金をもらうことを拒否しました。

すると心優しい男性は続けてもう一度確認してきました。

「本当にいらないの?これがあれば家まで歩かなくてもいいんだよ?」

何度断ってもサンタナさんのことを心配し続けてきたのでした。
しかしサンタナさんはカバンをもう一度よく探すと定期券が鞄の中にあることを発見しました。
そして男性に定期券があったからそのお金は受け取れません。と伝えました。
するとそこでやっと心配することをやめてくれたようでした。

この思いやりあふれる行動に心動かされたサンタナさん。
自分も何か彼にしてあげられないか考えた結果、サンタナさんは男性と写真を撮ることにしました。
男性にその旨を伝え、男性の名前を聞きました。
心優しい男性の名前はシーザーさん。

「あなたがどれだけ優しい人がみんなに話したいので、一緒に写真をとってもらえませんか?」

そう提案すると、快諾してくれたシーザーさん。

出典 Good News Network

二人ともとても素敵なスマイルですね!

この一件にはとても心動かされたサンタナさんは自分のFacebook上でこの出来事について
投稿するとともにこの写真を添えました。

一連の投稿には沢山の称賛の声が寄せられました。
どんな状況でも相手を思いやる気持ちを忘れない。
基本のことですがなかなか実践している人は多くないはずです。
このエピソードを機に皆さんも自分の周りの人に感謝の気持ちを示してみてはいかがでしょうか?

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