火の海となった家に5回も戻ったネコ。全身を焼かれながらのその行動の理由に涙が止まらない

スカーレットという名の母ネコと5匹の子猫は薬物の密売所などとして使われていた廃墟の中にいました。するとその廃墟で火事が起きてしまうのです。火事の知らせを受けたニューヨークの消防隊員たちはすぐに消火にとりかかりました。

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出典 youtube

ほとんどの消火活動が終わった頃に、デイビットというひとりの消防隊員がスカーレットを見つけます。スカーレットは、自分の子猫たち5匹を炎が燃え盛る火事現場から一匹ずつ運び出していたのです。スカーレットは何度も火事の現場を往復するうちに、毛皮は燃やし尽くされ、目はほとんど開いていないような状態になっていました。スカーレットは5匹の子猫を運び出した後、鼻でなでるようにして子猫が無事かどうかを確認していたそうです。

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デイビットさんはスカーレットと5匹の子猫をすぐに獣医の元へと運びました。そこで猫たちは治療を受けるのですが、子猫のうち1匹は間もなく死んでしまいました。しかし、他の4匹の子猫はスカーレットのおかげで重症を負うことはありませんでした。

3ヶ月ほど経つと、スカーレットもだんだんと回復を見せます。

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我が子を救うために、命の危険をかえりみず火の中を何度も往復したスカーレットのニュースは瞬く間に世界中に広がりました。そして、スカーレットを引き取りたいという7000通もの手紙が殺到します。

最終的に子猫は二匹ずつそれぞれの飼い主に引き取られて、スカーレットはカレンさんという飼い主の元に引き取られます。そして、スカーレットは見事な回復を見せました。その写真がコチラ↓↓

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  • 動物の持つ本来の本能を人間は豊かさと引き換えにおろそかにしてしまった。守るべきものを改めて知らせてくれてますね

  • 素晴らしい。児童虐待が多い世の中、親の自覚がなさすぎる。親なら親らしく子供の糧にならなければいけない。それをこの親猫は人間達に本当の愛とは何かを教えている気がしてならない。

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