「この皿の上が今後のあなたの人生」 中学生になる娘へ向けて母親が贈った言葉の真意に心打たれる
あなたには人生の中で大切にしている「座右の銘」はありますか?
義務教育の過程で知り合った先生たちに言われた言葉に感銘を受けてそれを教訓にしているという人は少なからずいるはずです。
先週Facebookに投稿されたあるエピソードが今巷で騒がれています。
そこには写真とともにエピソードが投稿されていました。
その写真には一枚の皿と中身がほとんど出切った歯磨き粉のチューブ、
そして無造作に散らばった歯磨き粉が写し出されていました。
それだけを見たら絶対にどんな内容のものか想像もつかないような投稿でしたが
写真とともに添えられていたエピソードが話題を呼びました。
実際の投稿をもとにこれらの話を見ていきましょう。
アメリカのテネシーに住むエイミーさん。
彼女はこれから中学生になる娘を持つ母親でした。
娘が中学校に入学する間際、このやり取りが交わされたのでした。
娘に対して指示を出すエイミーさん。
「このお皿に、この歯磨き粉をいっぱい出してみて」
訝しげに歯磨き粉チューブを持ち、皿の上へと力いっぱいに広げました。
それを見たエイミーさんは満足げに次の指示を出しました。
「じゃあ、次はこのお皿に出された歯磨き粉をチューブに戻してみて」
すると娘さんは「それは無理よ」とエイミーさんに伝えたそうです。
そしてこの状況にさせてから今までの行動の意図を話し始めました。
「よく覚えておいて。
このお皿の上の状態が、あなたの今後の人生になるの」「あなたはもうスグ中学生になるわ。 だから自分の発言に責任を持たなければいけないわ」
「あなたがこれから先、成長すればするほど、あなたは言葉で相手を傷つけたり、侮辱したりする機会を得るわ。
もちろん、反対にあなたが言葉で相手を癒したり、尊敬の念を示したり、誰かに愛情を伝えることもできる。
時には言葉の使い方を間違ってしまうこともあるの」「でも、この歯磨き粉のように一度口から出た言葉は、もう心の中に戻すことはできない」
「だから言葉を発する時には慎重に、思慮深くならなければダメ。
あなたが発する言葉であなたの人生が決まると言っても過言ではないわ」「あなたは優しさと思いやり、人を哀れむ気持ちを持った良い娘よ。
だから、どうか言葉の使い方を間違わず、誰かがあなたを必要としていたら迷わず優しく接してあげて。
あなたにはそれができるのだから」
この歯磨き粉が自分自身が放った言葉であることを説明したエイミーさん。
中学生ぐらいの時期からは自分の行動に責任をもって生活をしていくということをわかりやすく例えたのでした。
こんなインパクトを持った話をされれば恐らく娘の印象にはこのことが強く残り、
エイミーさんが描く理想の娘像に近づくのではないか?と考えたそうなんです。
この話を投稿したFacebookには全国から賞賛の声が多く寄せられました。
素敵な名言に「参考にさせてもらった」や「娘さんにもきっと伝わっているはず」といった声が多数寄せられました。
多くの場合学校の先生や、歴史上の偉人、スポーツ選手などに影響を受け
それを座右の銘として設定する人がほとんどですが、今回のケースでは母親からの名言という
なんとも珍しいものとなりました。
こんなにしっかりと物事を丁寧に教えてくれる親御さんがいたら
さぞかし娘さんも立派な大人に成長していくことでしょう。
皆さんも言葉には責任をもって周りから羨望の眼差しを向けられるような人を目指していってください!