昨年2月14日、ソウル・西大門警察署に1人の日本人男性が訪れました。
彼は1枚の写真を取り出すと、つたない韓国語で写真に写っている警察官を探してほしいとなんとか頼みました。
西大門を訪れ、捜索の懇願をしたこの日本人男性の名前は鳥取和道さん。
下の写真は2005年に撮られたものです。当時9歳だった息子さんが警察官と並んで写っているもの。
(出典 Facebook)
11年前、鳥取さん一家は旅行でソウルを訪れていました。
そのとき、鳥取さんの息子さんが交番の前で写真を撮りたいと言い出したため、
たまたま通りかかった若い警察官にお願いしたんだそうです。
その若い警察官はそれを快く聞いてくれたそうです。そしてパトカーをバックに写真を撮ってくれました。
警察官は、自分の警察帽を脱いで鳥取さんの息子さんの頭にかぶせてくれたのでした。
そして、この1枚の写真が、鳥取さんの息子さんの将来に大きな影響を与えることになっていったのです。