その後、警察から連絡を受けた財布の持ち主のニーティさんは、当時をこう語っています。
「警察から、一銭も手をつけられていないと聞かされて本当に驚きました」
「もしも僕がワラロップさんと同じ状況であれば、盗んでいると思う」
二ーティさんが言うように、確かに実際にその状況に遭遇したら、自身が揺らぐ人もいるのではないでしょうか?
(出典 Metro)
ワラロップさんの誠実な精神に感銘を受けた二ーティさんは、彼に感謝するだけでなく、ある方法でお礼をしようと考えました。その方法とは…
ワラロップさんに「職場と住処を提供してあげること」でした!!
財布を見つけてもらった二ーティさん、実は工場を経営する会社の社長をしていました!
そして二ーティさんは、ワラロップさんに、ぜひ自分の工場で働いてほしいと申し出たのです。
綺麗な部屋で安心して暮らすワラロップさん↓
(出典 Metro)
メタル工場で働き、しっかりとお給料ももらっています。
(出典 Metro)
偶然にも自分が落とした財布をめぐり、出会った今回の出来事にニーティさんは、
「ワラロップさんのような正直な人がいるということを、私たちはもっと広めるべきです」
と語ります。
ホームレスと聞くと、「お金がない」から「もしかしたらお金を盗むのではないか」という考えが先行しがちかも知れませんが、実際ワラロップさんのように、自らが貧しくたって、間違ったこと・いけないことはしないという当たり前のことを当たり前のようにできる人間はやはり、尊敬してしまいます。
二ーティさんもワラロップさんから学べたことでしょうね。