まさか!行方不明だった飼い犬がやってきた!この世を去っても裂かれることのない絆に感動!
中米メキシコのモンテモレロスという町の郊外。
そこに暮らすドニャ・ロザルバ・キロスさんはバイロンという犬を飼っていました。
あるとき、ドニャさんはガンを患ってしまいます。
治療のために、親族のもとで暮らすことになったドニャさんは、バイロンと離れ離れで暮らさなくてはいけなくなりました。バイロンに会えず寂しく過ごすドニャさんは度々自宅を訪れたりしていました。
しかし、そのうちドニャさんの体調は思わしくなくなり、ついには親族にバイロンの世話を頼み、まもなくしてこの世を去ってしまったのです。
ドニャさんは、バイロンと一緒にもっと暮らしたかったことでしょう。
そして親族が、遺品の整理にドニャさんの自宅に訪れたところ、いるはずのバイロンがなぜかいませんでした。
ドニャさんがもう会いに来てくれなくなり、どこかへ行ってしまったのか…
結局、バイロンの行方は知れずじまいになってしまいました。
やがて、ドニャさんの葬儀の日になりました。みんなが悲しみに暮れる日。
しかし当日、葬儀会場で起こったまさかの出来事に、一同がびっくりすることになったのです。
なんと、15日間も行方不明だったバイロンがどこからともなく現れたのです!
(出典 Facebook)
まさに、まさかの出来事です。
もちろん、葬儀会場なんて教えてもいないし、犬がひとりで来れるなんて…
「こんな事は初めてです。なぜ、この葬儀場の場所がわかったのか、不思議でたまりません。まるで、飼い主にお別れを言う最期のチャンスだということを知っていたようでした」
そう述べた葬儀所のスタッフは、バイロンがドアを引っかいたりしながら、どうしてもという素振りを見せていたと言います。
(出典 The Dodo)
(出典 The Dodo)
葬儀会場に入ったバイロンは静かに床に座り、そのあと棺の上におかれたドニャさんの顔写真を、親族と一緒に眺めていました。
(出典 YAHOO!NEWS)
(出典 Facebook)
バイロンがなぜ姿を消したのか―。
そして、どうして葬儀会場にバイロンがいたのか―。
そのすべてにおいて、誰もその経緯や理由は知りません。
この日を、愛する飼い主との最後の日と知っていたのか、知らなかったのか。
これが「絆」と言われるものなのでしょうか。
ただ、逝った飼い主も残された飼い犬もお互いを思い合うことができているようで、
とても幸せそうに見えますね。
事実は小説よりも奇なり。
この世は何が起こるか本当にわからないものです。