何と報道が世界中で報じられると動物保護団体アニマル・アジアの創始者である
ジル・ロビンソンさんがシィに目を付けたのでした。
このことがきっかけでシィ一家は保護されることになりました。
そんな辛い生活からの脱却への糸口が見つかった直後更なる悲劇がシィを襲いました。
保護した子供たちの4匹の内、3匹がジステンパーというウイルスに感染していたのでした。
治療をしようにも間に合わずこの3匹は短い生涯を終えました。
せめてシィにはこの後を生き抜いて欲しいそんな思いからジルさんは彼女を動物病院へと搬送。
切断された足は轢かれた際の電車の熱によって肌が焼かれておりその結果出血が防げたそうでした。
これだけは不幸中の幸いだったそうでそれによって命を取り留めることが出来たそうです。
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この後新たな飼い主に出迎えられたシィは「リリー」という名前になって第二の人生が始まりました。
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想像もつかないような波乱万丈の生涯を送ってきたリリー。
しかし今では新しい家族もでき、動物虐待撲滅の「動物大使」を務めるなど様々な活躍をしています。
まさかあの時の出産がきっかけでこんな事態にまで発展することになろうとは・・・
足を失っても家族を失っても前を向き続けてきたリリー。
彼女の身になって考えることなどどうやってもできませんが想像を絶する体験をしているはずです。
これからの人生をせめて楽しく暮らしてほしいと切に願います!
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[…] 二本の足を失っても、最愛の子供を失っても生き続けた一匹の犬 その後彼女の人生は180度転換し・・・ […]