悲痛な叫びから目を逸らさないで 教育現場にはびこる現状を呟いた教師のツイートに考えさせられる
冒頭のツイートが今大きな注目を集めています。
中学校の教師をしているkaoru(@kaoru13375786)さんは、自身が身を置いている環境に疑問を投げかけています。
それは知られざる教育現場の実態とそれを当たり前のこととして疑わない日本社会に対しての内容でした。
皆さんにも知っておいて頂きたい、そして考えて欲しい内容だったので再度ご紹介したいと思います。
私たち教員にも休む権利をください。人間らしい生活を送る権利をください。一日16時間も学校にいる今の生活は異常です。午後10時に学校に電話かけてくる保護者さん、「なんで○○先生はもう帰ってるんですか?」と、何故怒るのですか?午後10時に電話が繋がることに疑問は抱かないのですか
— kaoru (@kaoru13375786) 2016年9月8日
午後の10時に電話を掛けること自体、割と非常識と言われてもおかしくないのに
そこでクレームを言うっていうのはいかがなものですかね?
確かに親御さんの身になって考えてみたら最愛の子供に何かトラブルがあったなら多少心配性になるのは分かります。
それでもまずは子供に話を聞いてみるなど他にも親がケアしてあげられる部分はあるはずです。
しかもこの現状に対して周りの誰も文句や苦情を言わないことがおかしいと続けてツイートしています。
朝7時から1時間の朝部も、夕方定時以降の夕部もみーーんなボランティアだって、土日も強制ボランティアだって保護者の前で何故訴えたらダメなんですか。教えて下さい、教頭先生。ヒラがそんなこと言うな、おれがきちんと説明してやるって何で言ってくれないんですか校長先生。
— kaoru (@kaoru13375786) 2016年8月18日
苦しい、助けてと訴えたら甘えだと断罪されるこの国に生まれて、休むことに罪悪感を覚えさせられ、親が家庭を犠牲にすることは美談となる環境に育った子どもがどうなるかなんて、想像もしたくない
— kaoru (@kaoru13375786) 2016年8月18日
教員一人倒れても、他の教員がカバーすればいいから平気。教員二人倒れても、他の教員が頑張ってカバーすればいける。教員三人倒れても、他の教員が帰宅時間をさらに遅くしてカバーすれば心配ない。教員四人倒れても、他の教員が睡眠時間を少し短くしたら乗り越えられる。教員が五人倒れても…以下略。
— kaoru (@kaoru13375786) 2016年8月27日
勿論ここに記載されていることが全てではありませんが
ここに書かれていることは紛れもない事実であり、教育現場の実情なんです。
教師に対して過度の要求を一方的にすることが彼らの仕事量を増やしこんな実情を生み出しているのです。
世間に対する怒りがとても強くなってきた。人を人とも思わないこの国の労働のあり方、余裕のある人を許せない、みんな仲良く苦しまなきゃいけないという同調圧力。何をどうすればいいかわからないけど、このままじゃこの国は廃れてなくなってしまうよ。
— kaoru (@kaoru13375786) 2016年9月2日
これらの一連の流れには様々なコメントが寄せられ意見は二分されていました。
同じような思いをしている教師たちが一斉にこの意見を擁護していき、
理解ある保護者達もこの意見に対して理解を示していました。
それとは反対に「子どもを育てる親は24時間休みなんてない、そんなのは甘えだ」という厳しい意見も寄せられていました。
大きな議論を呼んだこの意見皆さんはどのように考えますか?