スペインの動物レスキューの施設に10歳ほどと思われるメスの犬が到着しました。しかし、その犬はひどく衰弱していたのです。
体はやせ細り、自分の力では立てない状況です。いつ息が絶えてしまってもおかしくない状況でした。
体重をはかると7キロ程しかありません。
この犬は、とても飢えた状態でした。食料はもちろんのこと、水分も足りていないようです。動かせるのは頭と尻尾くらいのものでした。
時は一刻を争う状態です。
まずは、応急処置として注入液を打ちます。
そして6時間にも及ぶ点滴による治療を施しました。
すると、なんとかご飯が食べれるような状態になります。
この犬はバリラと名付けられて、治療を続けていきます。
バリラの回復には、目をみはるものがあったそうです。保護されてから数日が経つと、バリラは一日に5食も6食も食べるようになってきました。あそこまで衰弱していたバリラがここまで驚異的なスピードで回復することはまさに奇跡に近いものでしょう。バリラの生命力の強さには感服します。
それからは、バリラも必死にリハビリに取り組みます。職員さんと筋肉をつけるトレーニングなどを積み、体重も増加してきました。今では体重も20キロ程になったそうです。
そして何より、バリラは職員さん達との触れ合いから豊かな感情を取り戻してきたのです。
体重も増加して、幸せな日々を過ごしているバリラの現在の姿がこちらです。
この画像使わせてもらいます