機内での急病人に黒人女医が名乗り出るも、CAは「本物の医者を探してる」と蔑んだ しかし10分後に…

アメリカにいるほとんどの黒人の人は、周りから無礼な態度をとられることに対するこの憤りを理解してくれるでしょう。

とタミカさんは語っています。

タミカさんはデルタ空港の飛行機を利用していました。すると、2列ほど前の女性が叫ぶような声で助けを呼んだそうです。その女性の夫の意識が鈍くなってしまったのです。他はだれも動きません。タミカさんは医者としての役目を果たそうとしました。シートベルトを外して、席のトレイを前に上げて立ち上がろうとします。

すると、キャビンアテンダントが「皆さん落ち着いてください。今のは夜驚症です。彼は大丈夫です」とアナウンスをしたそうです。タミカさんは心配だったのでその様子を注意深く見守っていました。

数分後に彼の意識がまた鈍くなってしまいました。すると、「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか。」という機内アナウンスが流れます。タミカさんはそこでキャビンアテンダントのほうに手をあげました。するととんでもないことが起きたのです。

本物の医者を探してる

そのキャビンアテンダントは、「ああ、あなたは手をおろしてくれないでしょうか。私たちは本物の医者か医療関係者を探しているんです。大変申し訳ないのですがあなたなんかと話している暇は無いんです。」
タミカさんは自分が本物の医者であることを伝えようとしましたが、またもやわざとらしく口調を丁寧にしながら断ってきたそうです。

機内アナウンスでは、「どなたかお医者様がいらっしゃいましたら、ボタンを押してお知らせください。」と続きます。タミカさんがそのキャビンアテンダントを見ながらボタンを押すと、その女性は「あら、あなたは本当に医者なの?それならば証明できるものを見せてくださる?どの分野の医者なの?どこで働いてるの?なぜデトロイトにいたの?」などと矢継ぎ早に質問をしてきたそうです。

この押し問答をしている最中にも男性の病状は悪化しています。はやくその男性を助けてあげたいのにも関わらず、その客室乗務員の女性がタミカさんを質問攻めにして助けに行けないようにしています。

タミカさんはそのひとつひとつの質問にしっかりと答えてあげました。「ヒューストンの産婦人科で働いているわ。デトロイトには結婚式に行っていたの。」

「なぜデトロイトにいたの?」という質問には、デトロイトは黒人が多く住む街で医者などいないという偏見がこもっています。それに対して、タミカさんはそもそもデトロイトにだって本物の医者はいるわ。という注意書きを付け足しています。

白人の男性

そうこうしているうちに、白人の男性が近づいてきて、彼も医者であるとそのキャビンアテンダントに告げます。すると彼女はタミカさんに向かって、「あなたの気持ちは嬉しけど、彼が助けてくれるわ。彼は証明書を持っているから。」

しかし、彼は何もそのキャビンアテンダントに見せていません。ただそこに来て医者だと告げただけでした。

タミカさんは席に座り、怒りを抑えることに必死でした。

すると驚愕の事態が起こります。なんとそのキャビンアテンダントがタミカさんにアドバイスを求めにやってきたのです。タミカさんは怒りを抑えながらも、男性を助けるために協力を惜しみませんでした。

キャビンアテンダントの女性はタミカさんのところに謝りにいき、飛行機のマイルをサービスすると申し出ましたがタミカさんは丁重に断ったそうです。

タミカさんは詳細をfacebookにて投稿すると、この事実が瞬く間に拡散されました。

「差別と引き換えのマイルなどいりません。」

とタミカさんは締めくくりました。

あなたはこの問題をどう思いますか?

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