廃屋の中から聞こえてきた叫び声 警察官が中を覗くと目を覆いたくなる現実が広がっていた・・

警察官は日頃から巡回をしており市民の安全や治安の維持に努めています。
そんな職業であるのでいち早く危険を察知する能力も必要とされるのです。

アメリカのシカゴ州を巡回中の警察官は、その道中で今は誰もいないはずの廃屋から
かすかな叫び声のようなものを聞きました。
「事が起こってしまってからではマズイ。」
そんな警察官の信念が働いたのでしょうか?
警察官は緊張を高めながらその廃屋の中を覗くことを決めました。

中に入ってその奇妙な叫び声の正体を突き止めようとしたとき、
警察官の目に衝撃の光景が飛び込んできました!

なんとそこには痩せ細り切った2匹の犬たちがいたのでした。
その姿は我々がイメージするような犬ではなく、体の骨格が見て取れるような体型をしていました。
本当に骨と皮だけという表現がピッタリなほど痩せ細った2匹の犬。
2匹はそんな体から振り絞って叫び声を出していました。

すぐさま動物救助団体「Trio Animal Foundation」に連絡をした警察官たち。
2匹が保護されるとすぐに手当てが施され、それぞれに「エミー」と「オスカー」という名前が付与されたのでした。

2匹とも体が極端に栄養不足になっており、
エミーは体重が10キロを切っており、オスカーは腎臓を病に蝕まれていました。
オスカーはこの腎臓の病気が影響して酸欠状態にあり回復もなかなか難しそうな状況にまで来ていました。
体調管理にも調整点が多々存在し、食事を十分に与えると一度に大量の栄養を摂取しすぎてしまう為、
少しづつ体調を整えていく必要がありました。

しかしスタッフの懸命な治療のおかげで次第に容体が快復していった2匹。
保護したての時には歩くことが出来なかった2匹も3ヶ月の時を経て自分の力で歩くことが出来るようになりました。

当初9キロしか体重が無かったエミーは綺麗な白い毛並みを取り戻し、
可愛らしい犬へと変貌を遂げました。
そして既に犬を飼っているという家へと引き取られていくことが決まりました。
この知らせを受けてTrio Animal Foundationのスタッフたちもほっと胸を撫で下ろしたそうです。

そしてその後オスカーも晴れて新たな家族に迎え入れられることが決まったのでした。
病気もだいぶ良くなり、元気な姿を見せています!

あの時警察官が叫び声を聞いていなかったら・・・
そんなことが頭をよぎりましたがとにかく2匹が健康になって新たな家族を得るに至ったのは嬉しい事です。
2匹にはこれからも健康で楽しんで生きて欲しいものです!

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