「命の花プロジェクト」で殺処分ゼロを目指す!悲惨な現状を目の当たりにした青森の女子高生たちが考えた試みに大きな反響!
Hashでは何度となく、この日本では殺処分されていく犬や猫たちの悲惨な現状が未だ多く存在しているということを伝えてきました。
今回は、その殺処分をどうにかしてなくそうと試みる若い力の活動を紹介したいと思います。
▼まずはじめに、コチラの動画をご覧くださ!い
これは、“殺処分された動物の骨を砕き、土に混ぜ、花を育てる”という「命の花プロジェクト」です。
この活動が全国に広がりをみせて、多くの共感の声が挙がっています。
「>命の花プロジェクト」とはどういったものなのでしょうか?
「命の花プロジェクト」とは…
「青森県の動物の殺処分ゼロ社会の実現(青森県では、年間2,000頭以上の犬や猫の殺処分が行われていない)」のために、平成24年度から青森県立三本木農業高等学校動物科学科愛玩動物研究室が始めた活動のことです。
その活動を起こすきっかけとなったのが、殺処分の現状を知るために授業の一環として訪れた青森県動物愛護センターへの見学だったといいます。
(出典 Youtube)
センターの中では、檻の中に入れられて、ただ死を待つ犬や猫たちが、どこか悲しげな様子で死を待っているのです。
職員の方はこう話します。
「焼かれて骨になった犬たちは事業系廃棄物、つまりゴミとして捨てられるんです」
その言葉を聞いた女子高生たちは、土に還るさえできない現実に大きなショックを受けたそうです。
もし、ちゃんと飼い主がこの子たちのことを考えてくれれば……そう思うと、やりきれない気持ちばかりが募ってきます。
(出典 Youtube)
この現状を目の当たりにした女子高生は動きます。
「高校生として命と真正面から向き合いたい」―。
そんな強い想いから、「命の花プロジェクト」が始まりました。
殺処分された犬や猫たちの骨をセンターから受け取り、生徒たちは泣きながらレンガで砕きます…
そうして砕いた骨を土の中へと混ぜていきます。
その土を使って、新しい花として命を授けてあげようというものです。
彼らはこの活動を通して、命の尊さなどいろんなことを考えたといいます。
(出典 Youtube)
これを機に、
「犬や猫にもひとつひとつの命がある」
「だから、捨てたりしては絶対にいけない」
「そのために、カンタンに飼ってはいけない」
改めて感じてもらえたかなと思います。
飼っている人も、飼っていない人も、そしてこれから飼おうと思っている人も…
それぞれが、人間だけに限らない命の大切さを少しでも考えてもらえればと思います。