「たった3時間の仲だけど私たちは親友だわ」 3時間だけで生き別れになってしまったその理由に涙
「不思議なことが私の身に起こったの」と彼女は話します。
小鹿と母鹿
これは、imugurという海外で広く使用されている写真共有サイトに投稿された画像です。
彼女はその画像にこうつづっています。
私が家に帰ると、お母さんがこう話していたわ。
「フェンスのところに小鹿がいたの!その隣にいる母鹿は死んでしまっていたからその小鹿を家に入れてあげたんだけど、、、」
なぜその母鹿が死んでしまったのかはわかりません。しかし、この小鹿はまだ幼いです。自分の力では生きていけないかもしれません。どうすれば良いかわからず、動かなくなってしまった母鹿のそばをうろうろしています。
そこで、この画像の投稿者のお母さんはとりあえずこの小鹿を家に入れてあげることにします。その小鹿は怯える様子もなく家に入ったようです。間もなく娘が帰ってくると、彼女にとても懐きます。亡き母鹿の面影を重ねたのでしょうか。
野生動物
しかし、野生動物を家でペットとして飼うわけにはいきません。そこで、専門の機関に連絡して引き取ってもらうことにしました。
彼女はその小鹿をロージーと名付けます。彼女とロージーが共に過ごしたのはたったの3時間。しかし、その3時間はとても濃密なものでした。
その時の様子を収めた画像がこちらです。
とても美しい毛並み。そしてキラキラと輝く瞳が印象的です。
とても懐いている様子がうかがえます。
私はその小鹿をロージーと名付けたの。私たちはたった3時間だけの間だけど、確かにベストフレンドだったわ。
母親の死に直面して、とても寂しい思いをしていたのでしょう。少し安心している様子が伝わってきますよね。しかし、ロージーは野生動物。ペットとして飼われるわけにはいきません。ロージーは自分の力で厳しい自然を生き抜いていかなければならないのです。みだりに自然の世界に人間が手を出すと、そこにあった秩序が崩れてしまうことがあります。
そのことをわかっているからこそ彼女は専門の機関に引き取ってもらうことを決めたのです。このままこの家で飼ってもらうほうがロージーにとって幸せなのでは?とも考えたくなりますが、それは身勝手な考えなのですね。
ロージーは、保護されて体調などのチェックを受け終わると自然に返されるようです。
ロージーがこれから自然の中で幸せに暮らしていけることを願うばかりです。