駐車場に立っていたホームレスの男性 見ず知らずの男性の事情を察し救いの手を差し伸べた女性の行動が素晴らしい!
歴史の変わり目とも呼べるような大統領選が終わったばかりのアメリカ合衆国。
大統領選の行方はアメリカのみならず世界中を巻き込んでのものとなりました。
その影響で日本でも株価が大暴落するなどその影響力の大きさを窺わせました。
そんなアメリカ合衆国ショッピングセンターにおいて起こったエピソードを紹介したいと思います。
テキサス州に住むウィルマさんはある日近くのショッピングセンターに買い物をしに行っていました。
するとそこの駐車場にて1人の男性を発見したウィルマさん。
そしてその男性をよく見ると手に段ボールを持っているのでした。
そしてその段ボールに書かれていたのは・・・・
「僕の犬がシェルターにいます。助けてください。」
この手書きの文字を見たウィルマさんはとりあえず男性の話を聞いてあげることに。
すると男性の愛犬であるフランクリンがシェルターに連れていかれてしまったのでした。
そしてそれを引き取りたいのだがお金が足りないとのことでした。
実はこの男性ホームレスだったのです。
彼の名はパトリックさん。
パトリックさんがこの愛犬を引き取るために必要なのは120ドル(約1万3千円)。
普通に暮らす人にとってもなかなかの痛手になるこの金額はホームレスの人間には手の出せない額でした。
そこでパトリックさんは手書きのメッセージを書いてあの場所に立っていたのでした。
ウィルマさんはパトリックさんの話をきちんと聞いたうえで彼が本当に犬に対して
愛情を持っていること、そしてきちんとした考えを持っていること
等を感じ取れたのでお金を工面してあげることにしたのでした。
そしてウィルマさんの友人と共に一緒にシェルターに向かったのでした。
その後パトリックさんと愛犬フランクリンは出会うことが出来たのでしょうか?
この涙ぐんだ表情を見たらパトリックさんが如何にいい人でこの犬のことを想っていたかが分かりますよね!
そして同様にこの表情を見てウィルマさんはパトリックさんを助けたことは間違っていなかったと確信したそうです。
フランクリンも久しく会えていなかった最愛の飼い主との再会に尻尾を振って喜んでいました。
駐車場で見た見ず知らずの男性に頼まれたからと言ってお金を貸してあげることは
そう簡単にできるものではありません。しかも貸したお金が返ってくる保証はどこにもありません。
それでもこうして困っている人に手を差し伸べたウィルムさんは本当に素晴らしい人です。
後に彼女はこう語っています。
私たちは誰もが人生の中で困難な状況になることがあるわ。だからあなたも誰かを助けることの大切さを覚えていてほしい。もし私にもっとお金があったら、彼らに一週間くらい過ごせる部屋を提供してあげたかった。私ができるすべてはパトリックにフランクリンを返してあげて、彼らに神様のご加護がありますようにと祈ることだけだった。
Wilma Price / Facebook ーより引用(和訳)
自分がしてあげたことを棚に上げるのではなく、もっとこうしてあげたかったという様なある種の反省を見せた
ウィルマさん。彼女の徳の高さには驚かされるばかりです!
助け合いをすることの大切さが良く分かる素敵なエピソードでした。