妊娠したままその生涯を終えた女性 しかし4ヶ月後に奇跡は起こった!!
人間の平均寿命は年々医学の進歩により延びています。
少し前の時代だったら医学的に助からない病気というものが多数存在していました。
依然として不治の病もありますがそれでも治る病気がたくさんあることは事実です。
人間の「死」の判断は難しい部分があり、有識者の間でも議論は分かれています。
いわゆる植物人間という状態に陥ってしまった患者をどう判定するのか?
など議論は様々です。
今回ご紹介するのはそんな「脳死」に関する嘘のような本当の話。
ポルトガル人のサンドラ・ペドロさんは昔から肺炎や心臓疾患の既往歴がありました。
そんな彼女に妊娠が発覚しました。
彼女は病院に向かいました。
既往歴を調べた医師がサンドラさんに忠告をしました。
「あなたには腎臓を摘出するため、手術した過去もあり、今回の妊娠には大きなリスクが伴っている」と。
この医師の言葉にサンドラさんは悩みました。
苦悩の末、母親になる事をあきらめきれなかった彼女は大きなリスクを背負ってでも
子供を出産したいという決断をしました。
しかしサンドラさんは自分の子供を見ることなくこの世を去ってしまいました。
自分の子供の性別が男の子であることを知った直後彼女は脳内で出血を起こしてしまい
かなり危険な状態で集中治療室へと運ばれて行きました。
そして残念ながら脳死の判定が下されました。
家族も彼女の無念を思い悲痛な気持ちでいっぱいでした。
しかしその後に奇跡は起こったのです。
その後のことはポルトガル国内のみならず全世界に発信され瞬く間に
奇跡は全世界へと広がっていきました。
なんと・・・
医師がサンドラさんを脳死判定し終わった後になってエコー診断をかけると
驚くべきことに彼女の胎内の子供にははっきりとした心拍が確認されたのです。
自分のリズムでしっかりと心拍を続ける赤ちゃんに医師たちは驚きを隠しきれませんでした。
長い経験を持つベテランドクターでさえこの状況にはびっくりしたことでしょう。
家族と医師班が面談を重ね、病院倫理委員会とも協議を重ねた結果、
サンドラさんを遺体のままの状態で維持する事を決定しました。
医療班総出で彼女の体のケアをすることもさることながら
死んでしまったサンドラさんをを見守ることしかできない家族の辛さも相当のものだったことでしょう。
しかし双方ともこの過去に前例のない奇跡に向かって努力を怠ることはしませんでした。
その結果彼女の死から107日後に誰もが待ち望んでいた「奇跡」は起こりました。
何と赤ん坊が見事に生まれてきたのです!!
これには家族を含めた関係者も喜びを爆発させると共に涙を浮かべました。
彼女は喋ることはもう2度とありませんが、言葉で語るよりも重みのあるものをたくさん残してくれました。
身を挺して子供に命の息吹を送り込んでくれた勇敢な母親。
奇跡の子には彼女の分まで素敵な人生を送ってほしいものです。
命の大切さ、そして力強さに感動する嘘のような本当のお話でした。