サウジのサポーターが試合後にスタジアムでゴミ拾い!日本のマナーにならって観戦マナー向上へ
先日、11月15日に埼玉スタジアムにて行われた、サッカーW杯アジア最終予選の日本×サウジアラビア。見事に、清武選手や原口選手のゴールで日本代表は勝利を収めました。
この試合、当初から「負けるんじゃないだろうな…」と、懸念する声が上がっていましたが、
終盤に失点してしまったものの、ちゃんと勝ち点3を取りに行った日本代表。
確かに、日本代表の戦いぶりも素晴らしかったですが、
実は試合終了後、サポーターたちの行動も素晴らしいものだと話題になっているのです!
なんと!
サウジアラビアのサポーターたちがスタジアムに散らかったゴミを拾っていたのです!
試合終了後のスタジアムは汚くて当たり前
今でさえ、日本ではサッカーに限らずスポーツ全般において、観戦マナーの向上に力を入れていますが、ヨーロッパでは、席で喫煙できたりするスタジアムが多いために、吸い殻をそのままポイッとしてしまうことや、飲食物やパンフレットなどを放置して退場していくのは日常茶飯事なんだそうです。
「スタジアムが汚くなるのは当たり前」というのが海外の常識というわけです。
しかし、そんな常識を打ち破ったのが、日本人サポーターの存在でした。
W杯に初めて出場した1998年のフランス大会から、日本人サポーターは負けたにもかかわらず、試合後にスタジアムの清掃をしているなどと、海外メディアに報じられてきました。
それは、2年前(2014年)に行われたブラジルW杯でも変わらず、称賛されています。
そして次第に、その「試合後にスタジアムのゴミ拾いをする」という習慣が海外に影響を与えていきました。
その結果、今回負けてしまったにもかかわらず、サウジアラビアのサポーターが試合後にスタジアム内でゴミ拾いを始めたのでした!
サウジアラビアのサポーターが試合後、ゴミ拾いをする姿に感動。 pic.twitter.com/1UxeIXeqDY
— BARCA TIKI-TAKA (@FCB_MSN1) 2016年11月15日
サウジアラビアのサポーターだって、試合終了のホイッスルを聞いた途端、
すぐさま帰りたくなった人だっていたことでしょう。悔しくないはずがありません。
ただ、そんな時でもゴミ拾いをしたサウジアラビアのサポーターに「敵ながらあっぱれ!」と称賛する声が寄せられています!
@SSCinTokyo ありがとうございます。次も負けませんよ!! #daihyo #JPNvKSA #JPN #KSA #WCQ208
— r・ニッシー (@rnisshii) 2016年11月15日
@FCB_MSN1 日本の文化や日本人の気持ちを尊重してくれている、と感じる。
— Shin (@shin7ar0) 2016年11月16日
@FCB_MSN1 当たり前だけど素晴らしいですよね。 このような活動を広めて互いの理解を深められるといいですね!
— no803925 (@no803925) 2016年11月15日
この行動は、フットボールチャンネルでも『サウジアラビアのサポーター、日本戦終了後にゴミ拾い。埼スタ清掃を手伝う』という記事で紹介されています。
日本から始まったこの、「試合後のスタジアムクリーン活動」、
サウジアラビアだけでなく、世界のサッカー界でこれをやるのが“当たり前”となる日が来ればいいですね!