父の日コンテスト「ハゲたお父さんを自慢しよう」小児がんの子を持つ父の献身的な愛に感動

St. Baldrick’s Foundationというグループによる、少し不思議な父の日コンテストが行われました。その内容というのは、「あなたのハゲたお父さんを自慢しよう」というもの。頭に髪の毛が無くなっても陽気に生きていけることをたたえるコンテスト?などと、なんだか少しヘンテコなコンテストを想像してしまいます。しかし、その真意は父による子どもへの無償の愛を称賛するものでした。

出典 http://www.stbaldricks.org/blog/post/bestbalddad-fathers-day-contest

小児がんの息子や娘のために頭を剃る父

このコンテストの主役であるお父さんは、ただハゲているわけでは無いのです。治療で髪を失ってしまった息子や娘のために自らの頭の毛を剃り、父子一丸となってに治療に励んでいる人たちです。その父子の写真を#BestBaldDadというハッシュタグを付けてSNSに投稿することによってそのコンテストにエントリーするものでした。さて今回行われた父の日コンテスト。栄えある入賞者はどのような人たちだったのでしょうか。

第三位

出典 http://www.stbaldricks.org/blog/post/and-the-2016-bestbalddad-is/

ゾーイちゃんとそのお父さん。この二人はパーティーなどでも積極的に場を盛り上げるタイプで、楽しい時間を大切に過ごしているそうです。

第二位

出典 http://www.stbaldricks.org/blog/post/and-the-2016-bestbalddad-is/

ケイトリンさんとそのお父さん。治療により髪が抜け始めた頃、ケイトリンさんが髪の毛を剃らなくてはいけなくなる前に、先にお父さんが髪の毛を剃ってしまったそうです。そのおかげでケイトリンさんが髪の毛を剃る時は、抵抗が少なかったそうです。

そして一位に輝いたのは、息子のために自分の頭に「とあるタトゥー」を入れたお父さんでした。

第一位

出典 http://www.stbaldricks.org/blog/post/and-the-2016-bestbalddad-is/

ガブリエル君とそのお父さん。ガブリエル君は脳腫瘍の手術を行った時に、頭に大きな傷跡ができてしまいました。それが理由で人前を気にするようになってしまったガブリエル君。「まるでモンスターになった気分だ」と話していたそうです。そこでガブリエル君のお父さんは自分の頭に傷跡と同じようなタトゥーを入れることを決心します。「もし周りの人たちにじっと見られることがあっても、今度からはお父さんも一緒さ」と励ましてあげたようです。ガブリエル君はこのタトゥーがとても気に入っており、「まるで双子みたいでしょ?」と周りの人に話しているそうです。

自分の息子や娘に献身的に尽くす父親の姿は、カッコいいの一言に尽きます。そしてカッコいいお父さん達に加え、このようなイベントが行われていること自体もとても素敵なことですよね!小児がんを抱える子供たちの治療法がより発展していくことを願ってやみません。

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