同じ場所で写真を撮り続けた老夫婦 最後の1枚に胸が苦しくなる
「結婚生活とは長い会話である」
これはかの有名な哲学者ニーチェの言葉です。
人生を共に過ごしてゆく中で何度も衝突の時があるはずです。
しかしいろいろな困難を乗り越えてたどり着く先には本当の幸せがあります。
銀婚式、金婚式その幸せの節目を祝う行事もあるほどです。
英国在住のスウィートマン夫妻も仲良く暮らす夫婦でした。
仲良く夫婦で暮らす姿を写真に収めようと写真家のケン・グリフィスさんは
この仲睦まじい老夫婦を毎月、同じ場所で撮影することに決めました。
家の前の庭を貫く小道での撮影で家をバックに撮影を始めました。
この連載は「12カ月」というタイトルで誌面に取り上げられることになりました。
庭に咲いている花や植物が季節感を醸し出していて雰囲気がとてもいいですよね!
それに調和するように二人の表情や格好も変化しています。
仲睦まじいのがこの写真からでも窺えますよね。
後半に入っても・・
雨の日だって晴れた日と何も変わらない笑顔を見せてくれます。
仲の良い夫婦の写真がつながって11カ月分。
そして最後の1枚の写真は・・・
この男性の表情からはいかに彼のパートナーの存在が大きかったかが感じられます。
グリフィスさんの意図としては最後は夫婦で仲良く暮らしていったとする予定だったらしいですが
そのエンディングを迎えることはありませんでした。
この写真連載は1973年のものですが30年以上たった今再度注目を浴びています。
夫婦としてどのように暮らしていくか?
この写真を参考にして考えてみるのも良いかもしれません。