「あの日を知らないことは、幸福か」 震災から22年…一年前の神戸新聞からのメッセージを全ての人に読んでほしい
1995年1月17日
1995年1月17日。
この日がなにを意味しているのかをわかる人は、年々減っています。
この日は、阪神・淡路大震災が発生し多くの方が死傷、多大な被害を神戸を中心とした関西地方に及ぼした日です。
先日、本当にここで震災があったのかと思えるほどに復興を遂げた神戸の街は、震災発生から22年の節目の日を迎えました。各々がさまざまな思い出や記憶に触れる中、ノリツクダニ(@tsukuda_rn_mf)さんが過去の神戸新聞に掲載されたとある記事を紹介し、話題を集めています。
1年前の2016年1月17日付の神戸新聞より。
「あの日を知らないことは、幸福か」
インパクトあるコピーに圧倒されたので再掲。#阪神淡路大震災 https://t.co/87dwFY82xs pic.twitter.com/6R2JEyA316— ノリツクダニ (@tsukuda_rn_mf) 2017年1月16日
ノリツクダニさんが感銘を受けた、一年前の神戸新聞に掲載されたその記事とは果たして―。
あの日を知らないことは、幸福か
↓それがコチラです↓
(出典 Twitter)
(出典 Twitter)
地震に遭わないに越したことはありません。誰だってそうです。
それは新潟の中越地震でも、東日本大震災でも、昨年起きた熊本地震でもたくさんの人が思い、願い続けていたことでした。
しかし、この国に住まう以上、地震は切っても切り離せないものです。
したがって、今後起きる未曽有の災害に備えて先の震災について知っておくべきだという新成人への警鐘にも見えます。
「あの日を知らないことは、幸福か」-。
ややもすれば強烈とも思える言葉で、知らないに越したことはないし、遭わずに一生を終えるならそんな幸せなことはないことを踏まえつつも、
あなたがこれまで生きてきた神戸の街は、22年前のあの日に震災と出遭ってしまった人たちの努力や執念、強い想いがあって出来ているんだと伝えたかった神戸新聞の想いが感じ取れます。
22年が経過した今年も、震災を知らない子たちが成人の仲間入りを無事果たしました。
一年前のこの神戸新聞の記事は、成人の日が近かったことに触れながら、今年(昨年当時)から震災を知らない子たちがこの日本で初めて成人として仲間入りすることを、すでに社会人になっていた先輩たちにむけて伝える役割もあったように思います。
先日、Twitterで「夏目漱石の千円札を知らずに偽札だと騒ぎ立てた女子高生」が話題になりました。
野口英世が当たり前になった世代にとっては、夏目漱石に違和感を抱くのは当然のことでしょう。
話題は大きく違えど、突き詰めれば同じことのように思えてなりません。
あの震災を知っている人と、知らない人が混在する社会で、何ができるか考えることはとっても大事なことなのかもしれませんね(*´ω`*)
@tsukuda_rn_mf 神戸の人たちは、力強い…
— いさな (@jo3emc) 2017年1月16日
「あの日を知らないことは、幸福か」
わたしの周りにも、もっとずっと若い人が増えているんだ。こんな短い文章なのに、電車の中で泣きそうになった。 https://t.co/XBib3RPuAS
— 加川未友 (@littletutu_mew) 2017年1月17日
仕事中小学校で避難訓練をしていた。あの日をあの出来事を風化させてはいけません。 https://t.co/5B1qzWxsne
— いわやん (@iwabass) 2017年1月17日
@tsukuda_rn_mf
当事の今頃、変わり果てた街並みと真冬だったのに周りは火事でやたら熱くて、気が動転してわけがわからなかった。でも、あの体験があるからいまはどんなにしんどい時でも乗り越えられる。— マラ監督(廣田善一) (@osysc515) 2017年1月16日
【合掌】22年前の今朝、大変な悪夢、しかし対策本部を立ち上げ必死の回復努力、支援できるものは大阪から数時間かけて運び入れ、車の通れない先へは歩いて行った。…3年間ほどは話題にも出来ないほどであった。
しかし、立ち上がれることが実証された。どんな困難にも負けない心が大事ですね〜 https://t.co/Zrassgao8b— fukuchan-hi (@fukuchanhi) 2017年1月17日