「テニスは紳士のスポーツ」昔からずっと言われてきたこの言葉。
イギリスで生まれたこのスポーツはただでさえ紳士的なふるまいを要求するスポーツの中でも特別、
高貴な振る舞いが求められるものでした。
今回はそんなテニスのプロプレーヤーが集まる上海マスターズという世界大会で起こったエピソードをご紹介したいと思います。
昨年行われた上海マスターズの一戦。
グリゴール・ディミトロフ選手対バセク・ポシュピシル選手の試合でそれは起こりました。
お互いの意地と意地がぶつかり合う展開の中、ポシュピシル選手が渾身のサーブを放ちました。
するとそのままディミトロフ選手の後ろへとボールが流れていき、後ろで待機していたボールボーイに直撃してしまったのです。
世界大会で活躍するようなプロテニスプレーヤーのサーブの速度は200キロ前後という超スピード。
こんなものが直撃すれば大人であっても無事では済みません。
しかし厳格なテニスの試合、選手がプレーしている最中は静かにしていなければなりません。
痛いのを我慢して静かにしていたボールボーイの少年。
しかしあまりの衝撃に泣き出してしまったのです。
すると・・・
ディミトロフ選手が彼の元へと歩み寄って。