アザラシの赤ちゃんに暴行を加えている若者たちを発見した女性 流血しながらもアザラシを守ったその勇敢な姿に感動!
動物に対して暴行を加える人間がいます。
悲しい事ではありますが彼らには「動物だったらいい」という認識でもあるのでしょうか?
どんな理由があれ生き物にむやみに危害を加えるのは人としてやってはいけない行為です。
イギリスのクリモンドビーチにて愛犬ともに散歩をしていたサラ・タフさん。
彼女はこの日、恐ろしいものを目にします。
10代と思しき若者たちが集まって何やら騒いでいるのでした。
何気なく見やると何かを取り囲んでイジメているようでした。
止めなきゃ。そう思って近づいて見ると、彼らが取り囲んでいたのは想像とは異なったものでした。
なんとその若者たちはアザラシの赤ちゃんを囲んで砂をかけたり、蹴ったりとやりたい放題していたのです。
関わりたくはなかったサラさんでしたが、さすがにあまりにひどい光景を見た為に覚悟を決めて
若者たちにこう言ったのでした。
「警察を呼ぶわよ!」
勇気を振り絞って言った一言。
彼らの心には届いたのでしょうか?
なんとサラさんの言葉を受けて、若者の1人がサラさんの頬を殴ったのです!
その時の衝撃でサラさんは流血してしまいます。
それでもサラさんはアザラシの赤ちゃんの前に立ってこの若者たちからアザラシを守ろうとします。
若者たちもサラさんに今にも殴りかかろうかといったようなプレッシャーをかけ続けます。
すると一緒に散歩していた愛犬がサラさんが殴られたことに怒り、若者の中の一人に思い切りよく噛みついたのでした。
噛みついたところで若者たちは反省する様子もなくその場から立ち去ったのでした。
アザラシの赤ちゃんの身を案じたサラさんはすぐに動物保護団体である「英国動物虐待防止協会」に連絡を入れたのでした。
幸いにもアザラシの赤ちゃんは命に別条はなかったものの、この一件のせいで人間に対しての恐怖心が芽生えてしまったと言います。
サラさんはこの一件を自身が殴られた顔と共にFacebookに投稿しました。
すると世界中から反響が集まったのでした。
「あなたはヒーローだ。そしてあなたの犬もね。」
コメントに書かれていたようにサラさんはまさしくヒーローです。
危険を顧みずに身を挺して困っているアザラシを助けた。
口では言えてもなかなか行動に移すことは難しい事です。
彼女の勇敢な行動に拍手を送ると共に、若者たちの行動を強く非難します。
無抵抗の動物を傷つけたこと、そしてサラさんを傷つけたことはしっかりと罰を受けるべきことです。
ともかく今はヒーローの鼻が良くなることを祈るばかりです。