大勢の人が集まる結婚式で発生した自爆テロ 死傷者を最小限に抑えたのは一匹の犬の勇敢な行動だった・・!
どこの世界にもヒーローと呼ばれる存在がいるものです。
歴史の教科書に載っているような人は当時の人々にとってまさしくヒーローそのものだったことでしょう。
しかし何もヒーローは人間だけに限った話ではありませんでした。
今回の話はナイジェリアの北東部にて発生しました。
ISISをはじめとして近年海外では頻繁にテロや紛争が発生するようになっています。
このナイジェリア北東部では「ボコ・ハラム」というイスラムが過激派が市民を恐怖の底へと突き落としていました。
繰り返し行われる自爆テロや強襲に多くの命が奪われていきました。
その結果としてこの街からは200万人が非難を余儀なくされていました。
そんな街ではありましたが、それでも街に残っている人たちは結束して明るく生きていました。
そんな中、この街で結婚式が開かれることになったのでした。
暗いニュースばかりのこの街に残っている住民にとって結婚式の開催は嬉しいニュースでした。
何としても住民たちはこの結婚式を成功させようと一致団結していたのでした!
しかしそんな結婚式にも「ボコ・ハラム」の魔の手は忍び寄っていたのでした。
結婚式の当日会場には多くの人が集まりました。
そんな結婚式の参列者の中に1人の少女が姿がありました。
この少女はふらふらとした足取りで開場へと歩を進めていました。
誰一人として少女を気に掛ける人はいませんでした。
しかしたまたま会場の近くにいた一匹の野良犬がこのフラフラの少女を見て異変を感じ取ったのでした。
そして残念な事にこの犬が感じた不安は的中してしまうのでした。
そう、この少女は体中に大量の爆薬を隠していたのでした。
危険を感じ取った野良犬は人ごみに少女が近づかないように威嚇を続けたのでした!
参列した人々の飼い犬でもないのにこの野良犬は人々の命を守ろうとしたのでした。
しかし少女は爆弾を起動させてしまったのでした。
その爆発に巻き込まれて3人の男性が命を落としてしまいました。
更に少女を遠ざけ続けていた野良犬も死んでしまったのでした。
かなりの大きさの爆発だったのにも拘わらずこれだけの被害で済んだのは奇跡的なことだと警察当局は語っています。
それもすべてはこの野良犬が懸命に少女を遠ざけていた甲斐あってこそのこと。
自らの命をなげうってまで人々を助けたこの野良犬はここに暮らす人々にとってまさしくヒーローそのものでした。
生き残った人々はこの野良犬の想いを胸に精一杯生きていって欲しいものです。