「ジェームズ・ボンド」役の名優ロジャー・ムーア ある脚本家が語る彼の生前エピソードがイケメンすぎる!

日本でも人気の高い「007」。
豊富なアクションシーンがちりばめられており息もつかせぬテンポの早さに魅了されます。
そんな007の中心人物として縦横無尽に活躍するのが主役である「ジェームズ・ボンド」ですよね。

2017年の5月23日、そんなジェームズ・ボンドの3代目を務めた俳優のロジャー・ムーアさんが
療養していた先で亡くなっていたことが判明しました。
日本でも馴染みがあった顔だけに多くの人が追悼のコメントを寄せていました。
中でも生前に交流があった、脚本家であるマーク・ヘインズさんのムーアさんとのエピソードが
素敵すぎると話題になっているのでご紹介していきたいと思います。

それはヘインズさんがまだ脚本家になるずっと前の事。
7歳のヘインズさんは祖父とニースの空港にいました。
すると空港の中で、プライベートのムーアさんをたまたま発見したのでした。

子供のヘインズさんにとって目の前に「ジェームズ・ボンド」がいるという状況はまさに夢のような状況でした。
勇気を振り絞って祖父に一緒にサインをもらいに行って欲しいとお願いしたヘインズ少年。
果たしてヘインズ少年の願いは叶うのでしょうか?

祖父は、僕(ヘインズさん)を連れて、ロジャー・ムーアさんのところに歩いて行きました。

そして、僕を持ち上げて、ムーアさんの前に突き出し、こういったんだです。

「孫があなたのファンなんです。これ(航空券)にサインをしてもらえませんか」

ムーアさんは想像通り、人当たりのよい人でした。快くサインをしてくれたのです。

Live Radio ーより引用(和訳)

なんと突然の申し出にも拘わらず快諾してくれたのでした!
流石は超一流スター、どんな時でもファンサービスを忘れないという事なのでしょうね。
大興奮のままお礼をしたヘインズさんはすぐに航空券を見たのでした。
しかしそこにはサインはあったものの、ヘインズさんの望んでいた文字は書かれていなかったのです。

チケットに書かれていたのは、「ロジャー・ムーア」という文字でした。
しかし子供であったヘインズさんにとってジェームズ・ボンドはジェームズ・ボンド
なのであってロジャー・ムーアではなかったのです。

そんなことから少し凹んでしまったヘインズさん。
祖父はそんなヘインズさんの様子に気づくともう一度ムーアさんに、その旨を伝え再度サインをして貰えるかと尋ねました。
するとムーアさんはにこやかにはにかんで見せ、ヘインズさんを呼んだのでした!!

憧れの映画スターに呼ばれたヘインズさんはドキドキしていると
耳元でムーアさんがこう語ったのでした!

「私はね、ロジャー・ムーアという名前でサインをしなければならないんだ」

「なぜなら『ジェームズ・ボンド』とサインしてしまうと、ブロフェルドに居場所がバレてしまうかもしれない」

※ブロフェルドとは、『007』に登場するジェームズ・ボンドの宿敵

Live Radio ーより引用(和訳)

映画の中のジェームズ・ボンドとして接してくれたのでした!
更にこのことは二人だけの秘密だと言ったのでした。

あまりの出来事にヘインズさんは大喜びした様子を爆発させました。

「1人1人のファンをとても大切にする男だった」
交流があった俳優たちが口を揃える大スターは誰に対しても紳士的な人だったようです。

もうジェームズ・ボンドとして活躍する姿を見ることが出来ないと思うと残念でなりませんが
彼の姿は人々の記憶からは消えることはないでしょう。
今まで本当にお疲れさまでした!

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