それはニューヨークに住む男性とその愛犬に実際に起こった不思議な体験でした。
男性はいつものように海辺を愛犬2匹と散歩していました。
すると2匹の内の1匹ストームが突如、海に向かって走り出して行ったのです。
「どうしたんだろう」不思議に思った飼い主の男性は後を追いかけます。
海に入るとそのまま泳ぎだしたストーム。
「なんだ、そんなに泳ぎたかったのか!」と微笑んでいると愛犬がこっちに向かって戻ってきたのでした!
そしてその時にストームが咥えていたものを見て男性は衝撃を受けたのでした!
愛犬のストーム君が咥えていたのは、なんと鹿の子供だったのです!!
実はこの鹿の子供、身体にけがを負っており海に溺れていたのです。
それを発見したストーム君が鹿を助けるために自らの身を挺して救出しに行ったのでした!
鹿は衰弱した様子で更にけがをしていたので男性はすぐさま動物保護団体の『Strong Island Animal Rescue League』へと連絡を取ります。
団体のスタッフが到着するとパニック状態に陥ってしまった鹿のこどもはそのまま再び海へと飛び込んでしまいます。
それを見てスタッフは追いかけ保護すると気持ちを落ち着かせるために一緒に海岸線を2キロほど歩いたのでした!
写真は団体の副代表を務めているエリカさん。
一緒に歩くとやっと落ち着きを見せ大人しく身を預けてくれるようになった鹿の子供。
その後は団体の施設で保護し、成長して一人前になったら自然へ還す予定だそうです。
なにはともあれこの鹿の子供の命があってよかったですね!
全てはストーム君の鋭い観察力と勇敢な行動力があったからこその事ですね。
人間でもなかなかできる行動ではない今回のストーム君の行動には今一度拍手を送りたいものですね!