【まさかの結末・・】
浦添商業が逆転に成功した後の8回裏、小禄の攻撃中に雨が降ってきました。
無死一塁の状況でしたが、雨により試合は一時中断。しかし、その後も雨は止むことなく試合はコールドゲームが成立してしまいます。
8回裏の途中で試合は中断していましたが、高野連による大会規定により8回表と裏の攻撃は無効となり、7回裏が終了した時点でリードしていた小禄の勝利となりました。
せっかく逆転したのに敗退が決定してしまった浦添商業にとっては納得できない結果だったのでしょう。
雨の中キャッチボールを続け、試合ができると審判にアピールしていました。
試合はできるやろとキャッチボールをして抗議し続ける浦添商業サイド pic.twitter.com/LTQndKbOuO
— はるぴ~@7/16準決勝 (@harupy5589) 2016年7月9日
その後、浦添商業の抗議は続きましたが試合終了が宣言されました・・
@akeome20
本部にお客さんが怒鳴り込んできてて浦商はキャッチボール辞めなくて
円陣組んでたりしてやばいでも審判はルール通りに
試合終了宣言したから pic.twitter.com/wLkLQsJoAT— なるみ (@ngba_pi) 2016年7月9日
【野球ファンからは賛否両論】
ルールに従っているとはいえ、今回の試合結果に対してはネットで大きな話題になりました。
「こんな思いをする球児が二度出ないようにルールの見直しが必要だ!」
「できるならば両校の選手のために続けてほしかった・・」
「今回の結果はどうしようもない」
小禄対浦添商業の試合本当に激アツ!乱打戦、応援合戦と見てて本当に楽しい試合だった。なんかのライブ見た感じだった
雨で中断なっても両校応援は止めなかった本当にかっこよかった。
浦商からしたら引き合わんと思うしできるなら続けて欲しかった pic.twitter.com/ynWrbkN2Ls— 濱里 勇輔 (@HAsJ30ysnGdpzif) 2016年7月9日
【敗戦を受け止め・・】
試合終了後、宮良高雅監督は選手たちに以下のように声をかけました
「理解や納得ができないのは分かるが、ルールは変えられない。ここまでルールを守って頑張ってきただろう」
「こんな形で試合が終わるのは悔しい。選手にとって理解や納得するのは難しいが、最後の最後まで力を出してくれた。誇りを持ってほしい」
沖縄タイムスより引用
浦添商業の選手にとっても、また小禄の選手にとっても納得のいく結果ではなかったかもしれません。しかし、彼らが勝利に向けて必死になってプレーした姿は多くの人の記憶に残る素晴らしいものだったと思います。
残念ながら敗退してしまった浦添商業の選手たちでしたが、次の日に行われた「那覇商業」対「小禄」の応援に駆けつけたそうです。
宮良高雅監督が言ったように選手たちの中で十分に納得できる結果ではなかったかもしれません。それでも、共に死闘を繰り広げた小禄のために応援に駆け付けた彼らは勝利以上の何かを手にしたのかもしれませんね。